- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県広野町
- 広報紙名 : 広報ひろの 令和7年10月号
■“日本一元気な町づくり”ふる里復興・創生「漸進の年」
―いのちを守り、人を活かし、未来をつくる町―
令和7年第3回広野町議会定例会が9月8日から11日までの会期で開催されました。
会期初日には、遠藤町長が第2回定例会(6月開催)以降の町政経過報告を行いました。町民のみなさんにお伝えしたいことがたくさん盛り込まれていますので、主な内容の抜粋を掲載します。
◇総務課
7月24日、広野町町政施行85周年記念式典を広野町中央体育館で執り行いました。式典には、復興庁福島復興局 志田文毅局長、経済産業省・原子力災害現地対策本部 佐野究一郎副本部長、福島県 鈴木正晃副知事を始め多くの来賓の方々が出席し、東日本大震災並びに原子力災害からのさらなる復興と新たな未来創造を誓いました。式典では、町勢進展に貢献された功労者を表彰するとともに、震災からの復旧・復興支援等へ貢献された個人・団体へ感謝状を贈呈しました。式典終了後、「元気で健康な人生を送るために必要なこと」と題し、馬場医院 小鹿山博之院長による記念講演を行いました。
7月3日公示、7月20日投開票の日程で第27回参議院議員通常選挙が執行されました。投票率向上に向け、防災行政無線及び広報車による定期的な広報活動を行いました。投票率は、選挙区選出選挙で62・40%、比例代表選出選挙で62・42%となりました。
8月3日、大阪・関西万博で開催された「司法書士による自由かつ公正な社会プロジェクト」に出席し、東日本大震災並びに原子力災害からの被災地の復興の状況を国内外に発信するため、講演を行いました。講演では、日本司法書士会によるこれまでの被災地支援に対しての感謝を伝えるとともに、広野町の復旧・復興の状況や今後のまちづくりの展望について紹介しました。
8月6日、広野町町政施行85周年記念事業の一環として、二ツ沼総合公園において「2025年度夏期巡回ラジオ体操・みんなの体操会」が開催され、NHKラジオ第1にて全世界に生放送されました。早朝にもかかわらず町内外から約300人の来場があり、会場はたくさんの笑顔と元気な声で溢れていました。
◇復興企画課
6月25日、町、議会との合同要望として、第二期復興・創生期間以降における支援の継続及び安定的な財源の確保、教育環境整備に係る支援、福島イノベーションコースト構想の推進、移住・定住の促進並びにカーボンニュートラルへの支援など、輿水恵一復興副大臣、大串正樹経済産業副大臣、中田宏環境副大臣、谷公一自由民主党東日本大震災復興加速化本部長に要望いたしました。
また、東京電力ホールディングス株式会社 秋本展秀常務執行役福島復興本社代表に対し、安全対策の徹底と、着実な廃炉の推進について要望活動を行いました。
6月28日、第5回南相馬市・広野町パークゴルフ交流会が南相馬市・東部パークゴルフ場で約110人の参加のもと開催されました。パークゴルフを通して、南相馬市と広野町の親睦及び参加者の健康増進並びに世代を超えた交流が図られました。
7月12日、早稲田大学ふくしま浜通り未来創造リサーチセンター主催、第16回ふくしま学(楽)会が、県立ふたば未来学園中高一貫校をメイン会場として、リモートと合わせて約80人の参加者のもと開催されました。
福島第一原子力発電所の廃炉や浜通り地域社会の将来像について、早稲田大学、原子力規制委員会、地元企業の代表者、ふたば未来学園の高校生らが登壇し、福島浜通りにおける人材育成、「学びの場」の創出など、対話を通じた参加者との意見交換が行われました。
7月13日、東北移住andつながり大相談会が東京都の東京交通会館で開催され、東北への移住を検討する約470人が来場しました。本町は移住相談窓口を出展し、町の魅力をPRするとともに、訪れた18人の移住相談に対応しました。
7月27日、福島くらしand〝就農〟フェア2025が、東京都の東京交通会館で開催され、福島県への移住や就農を検討する約100人が来場しました。本町は農業委員会と移住相談窓口を出展し、町の魅力をPRするとともに、訪れた7人の移住相談に対応しました。
8月3日、第9回福島第一廃炉国際フォーラムが葛尾村中学校体育館で約200人の参加のもと開催されました。福島第一原子力発電所の廃炉を着実に進めていくため、国内外に対して正確性と透明性をもった情報発信が求められ、地元住民との丁寧な議論が続けられています。今般の開催は、廃炉作業関係者と地元住民による直接の対話が行われ、東京電力福島第一原子力発電所における廃炉と未来についての共通理解が深められました。さらに、国内外の専門家間で、世界で行われる廃炉の取組の最新状況等についてプレゼンテーションや意見交換が行われました。
8月24日、スイーツ甲子園ふくしまチャレンジカップがJヴィレッジをメイン会場に、広野産バナナ、楢葉産さつまいも、富岡産パッションフルーツ、大熊産キウイフルーツのそれぞれを材料に、全国の高校生がスイーツを製作し、高校No.1パティシエを決定する大会が開催されました。応募総数547件、学校数120校、書類審査を通った12校が本番に臨み、バナナ部門では鹿児島県の神村学園高等部が製作した「リュミエール」が優秀賞となりました。
◇町民税務課
8月11日、「広野町サマフェス2025」の開催に合わせ、広野町人権擁護委員3人によりイベント会場内において、来場者を対象として人権に関するリーフレット等を配布し、人権啓発活動を実施しました。
◇健康福祉課
7月1日から5日までの5日間、保健センターにおいて、総合検診を実施しました。また、受診されなかった方の受診機会として8月24日、日曜日に検診日を設けるとともに、国保特定健康診査の未受診者に対して受診勧奨通知を行い、受診率の向上を図りました。受診者数は、国保特定健康診査411人、後期高齢者健康診査325人、社保被扶養者特定健康診査64人、その他の検診16人、合計816人でした。
また、女性特有の疾病である「乳がん・子宮がん」の早期発見・早期治療を図るため、7月1日から10月31日の期間、乳がん検診・子宮がん検診について検診日・検診場所を設定し、広野町保健センター又はいわき市の医療機関において実施しています。
9月3日、令和7年度広野町敬老会を町中央体育館において開催し、結婚50周年を迎えられた9組のご夫婦へ福島民報社とともに金婚夫婦表彰を行い、最高齢者および満85歳以上の高齢者に対して記念品の贈呈を行いました。敬老会終了後には余興を開催し、来場された高齢者の皆様は、楽しい一時を過ごしました。
