- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県広野町
- 広報紙名 : 広報ひろの 令和7年11月号
■(株)JERAへの要望活動を実施
広野町と広野町議会は10月28日(火)、(株)JERAに対して要望活動を実施しました。この要望活動は、本年9月の広野火力発電所2号機の廃止決定を受け、(株)JERAに対し、広野火力発電所の跡地活用や未来のエネルギー社会実現に向けた取組を要望するため実施されました。要望活動には、遠藤町長、渡邉議長、町議会議員らが出席し、(株)JERAの森﨑宏一常務執行役員に要望書を手渡しました。要望活動では、発電所の跡地活用をスピード感を持って検討することや、発電所跡地を活用した新たなエネルギー拠点の構想の確立などを求めました。
■「広野町復興創生の日」記念式典
「広野町復興創生の日」記念式典を9月30日(火)、広野町公民館で開催しました。〝復興創生の日〟は復興の軌跡を振り返り、新たな未来創造を展望することを目的に、令和5年9月30日に制定されました。式典で遠藤町長は「町民主体のまちづくり『いのちを守り、人を活かし、未来をつくる町』を念頭に、新たな時代の防災に強い〝安心・安全な共生のまちづくり〟に力強く取り組みます。」と挨拶しました。基調講演では、東京大学アイソトープ総合センターの和田洋一郎教授が『復興から創生へ:医療イノベーションが描く新しい地域の姿』を演題に講話を行いました。
■集団対抗パークゴルフ大会を開催
令和7年度集団対抗パークゴルフ大会が10月5日(日)、二ツ沼パークゴルフ場で開催されました。当日は、第1集団から第7集団までの各行政区の代表者80名が参加し、交流を深めながらプレーを楽しみました。開会式で遠藤町長が「町は人生100年時代を捉えた文化スポーツ活動を展開し、世代間・地域間の交流促進、町民の健康維持増進に取り組んでいきます。」と挨拶しました。団体の部は第5集団が優勝、個人の部は男性1位 門馬貞雄さん、2位 今福一則さん、3位 鈴木保次さん、女性1位 西野ツマさん、2位 塩史子さん、3位 新妻和子さんがそれぞれ入賞を果たしました。
■早稲田大学で町長講演を実施
遠藤町長は10月9日(木)、早稲田大学で開催された『福島原子力災害からの復興を考えるシンポジウム』に出席し、学生や学術研究者ら約40名の出席の下、講演を実施しました。シンポジウムには富岡町の山本育男町長も出席し、広野町と富岡町の震災による被害の状況や避難から帰還に向けた取り組み、震災後の新たなまちづくりなどについて説明しました。学生との討論会では、復興を担う人材育成の観点から、早稲田大学ふくしま浜通り未来創造リサーチセンターの活動の展望や新たな高等教育機関の設置などについて議論が交わされました。
■広野町消防団・婦人消防隊秋季検閲式
広野町消防団・婦人消防隊秋季検閲式が9月28日(日)、広野町中央体育館で行われ、団員、隊員らが地域防災への誓いを新たにしました。検閲式には団員と婦人消防隊員、株式会社JERA広野火力発電所自衛消防隊員、関係者ら約80人が参加し、通常点検や機械器具点検、小隊訓練などを実施し、日頃の訓練の成果を披露しました。遠藤町長は訓示の中で、日頃より消防活動に尽力する団員および関係者に敬意と感謝を伝えるとともに、町は新たな時代の防災に強い〝安心・安全な共生のまちづくり〟に着実かつ確実に取り組んでいく決意を示しました。
■広野町地震・津波避難訓練を実施
令和7年度広野町地震・津波避難訓練が9月30日(火)、町内全域で行われました。東日本大震災における津波被害を教訓とし、住民の地震・津波避難による行動訓練を実施することで防災体制の強化と防災意識の高揚を図りました。この避難訓練は平成26年度から実施しており、今回の訓練では、余震による家屋の倒壊や土砂災害への警戒を想定し、町内全域を対象に、避難所設置・運営や住民避難、避難者誘導、負傷者搬送、情報収集(ドローン飛行による災害現場の情報収集)などの様々な実践訓練を関係機関の協力のもと実施しました。
■沼津学園飛龍高校三島スクールと広野町緑の少年団が交流
静岡県沼津市の学校法人沼津学園飛龍高校三島スクール3年生の生徒約100名が9月25日(木)、JR広野駅の東側にある「沼津の杜公園」で広野小学校6年生の広野町緑の少年団22名と交流を行いました。当日は、公園内の除草作業を高校生と小学生が一緒に行い親睦を深めました。この活動は沼津学園による復興支援活動の一環として毎年実施されており、沼津学園との交流は今回で18回目になります。遠藤町長は「今後も広野町と沼津学園の交流を深めながら、防災教育を基軸とした地域間交流を促進し、地域の発展と人材育成に取り組んでいきます。」と挨拶しました。
■広野こども園運動会
広野こども園の運動会が10月4日(土)に開催され、園児95人が元気いっぱいに体を動かしました。オープニングでは、さくら組とひまわり組の園児による鼓笛隊が行われ、園児たちは立派な演奏を披露しました。運動会では、かけっこやお遊戯など様々な種目が行われ、園児たちは日頃の練習の成果を存分に発揮していました。お揃いの衣装を身につけた可愛らしいダンスや、真剣な表情でゴールを目指す姿に、会場で見守る多くの保護者から大きな声援と温かい拍手が送られていました。秋晴れの空のもと、子どもたちの笑顔溢れる楽しい運動会になりました。
