子育て 健康百科

■子どもの目の発達
赤ちゃんは、出生後にさまざまな刺激を受け、健やかな目の発達のために徐々に視力を獲得していきます。今回は、子どもの目の発達についてお伝えします。

○見る力を獲得していく仕組み
生まれたばかりの赤ちゃんは、明かりがぼんやりと分かる程度でほとんど見えていません。これは、光を感じる視細胞がまだ少なく、見た情報を認識する脳の機能も未熟なためです。視細胞は成長とともに増え、何度も繰り返して物や景色などを見ることで、見た情報を認識する力が高まります。その結果、視力は1歳で0.2くらい、3歳で0.6〜0.9、5歳ごろまでには1.0以上となり、物をくっきりと見ることができるようになります。

○健やかな目の発達のために
テレビやスマホ等のデジタル機器の使用は、眼精疲労やドライアイ、近視の発症につながる可能性があるので、時間を決めて利用するようにしましょう。また、子どもの視力の発達にはタイムリミットがあるので、目の異常を早期に発見し治療することが重要です。「片目を隠すと嫌がる」「過度に近寄って物を見る」など、お子さんと接する中で違和感を覚える場合は、早めに眼科で受診しましょう。

3歳児健診では、家庭で行う視力検査のほか、弱視の要因となる斜視や近視・遠視等を調べるスクリーニング検査を行っています。弱視を早期発見するために健診を受け、子どもの目の健康を守っていきましょう。

問合せ:(福)子育て包括支援課
【電話】48-6881