- 発行日 :
- 自治体名 : 茨城県笠間市
- 広報紙名 : 広報かさま 令和7年9月号
夏休みが終わり、「学校が楽しい」「友だちに会えるのがうれしい」と思う子もいれば、学校へ行くことに不安を感じる子も少なくありません。
夏休み明けで生活リズムが切り替わり、気が張りやすくいつもよりエネルギーが必要になるいま、子どもたちのこころとからだのケアが特に必要な時期です。
市では、中・義務教育学校と、一部の小学校に通う皆さんが「自分のクラスに入りづらいな」と思ったとき、落ち着いた空間で自分に合ったペースで学習・生活ができる環境を学校内に「校内フリースクール」として開設しています。
学校へ行くことに不安を感じるとき、「一度落ちつくための場所がある」という選択肢を知っているだけでも、こころのお守りになるのではないでしょうか。
元気がでないとき、不安なとき、一人で悩まず、相談してくださいね。
■不安や悩みがあるときは、一人で悩まず、いつでもすぐ相談してください
・24時間子供SOSダイヤル[通話料無料]【電話】0120-0-78310
・笠間市家庭児童相談室[相談無料]
すべてのこどもが、家庭において心身ともに健やかに育てられるよう、専門の相談員が、こども本人・保護者などの相談を受けます。
SNSなどでの相談はこちら(文部科学省ホームページ)
相談日:月~金曜午前9時~午後5時
※祝日・年末年始を除く
場所:地域医療センターかさま内家庭児童相談室(笠間市南友部1966-1)
【電話】0296-70-5411(直通)
■校内フリースクール
校内フリースクールでは、特に時間割を作成していません。
児童・生徒自身が自主学習をしたり、友達と協力して学習に取り組んだり、自分のペースで多様な学びを進めることができます。
▽学習活動や体験活動
教育支援室「ここから」に所属する支援員などが常駐スタッフとなり、個々の才能や能力に応じて、それぞれの可能性を伸ばせるよう日々の活動を見守っています。
▽学校と連携した支援
スタッフとして支援員や心理士を配置しているため、担任の先生だけでなく、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーとも連携し、組織的な支援体制をとっています。
▽学校での取り組み
(1)安心して通学できる居場所の提供
(2)学習支援と学級復帰支援
・教室で朝の出迎え、帰りの見送りなど、通うことへの喜びを味わわせる
・1人1台端末を用いた、自分の学年やクラスをオンラインでつなぐ学習と自主学習のサポート
・給食や清掃活動
・定期テストなどの受験(その結果を成績に反映)
(3)学校教員との連絡・調整
(4)不登校解消へ向けた児童・生徒・保護者との連絡・調整
・SCやSSWによるカウンセリング
■利用情報
開設場所:市内中・義務教育学校全6校、笠間小学校
対象者:その学校に在籍する児童・生徒のうち、校内フリースクールへの通級を希望する者
実施日:学校授業日
利用時間:午前8時30分~午後3時
支援体制:校内フリースクール支援員 各校常時1人体制
その他:
・通級するための費用は一切かかりません。
・「校内フリースクール」に通級した日は出席となります。
・給食を申し込んでいる方は、「校内フリースクール」で昼食がとれます。
※給食を申し込んでいない場合は各自昼食をご持参ください。
・「校内フリースクール」を利用しながら自分のクラスや教育支援室「ここから」に登校することもできます。
問合せ:学務課
【電話】内線379