健康 特集 認知症を正しく理解し、新しい認知症観を持ちましょう(1)

特集 認知症を正しく理解し、新しい認知症観を持ちましょう
~笠間市認知症施策推進計画の策定と重点事業について~

厚生労働省の推計によると、令和22年には高齢者の約3.3人に1人が「認知症」または「軽度認知障害(MCI)」になると見込まれています。国が昨年策定した「認知症施策推進基本計画」のなかでは、認知症を前向きに捉える考え方「新しい認知症観」が示されています。

■point「軽度認知障害」とは
日常生活に影響を及ぼす程度ではないため認知症と診断されないが、記憶障害など軽度の認知機能障害が認められ、正常とも言い切れない中間的な段階。

■point「新しい認知症観」とは
「認知症になっても、ともに希望を持って生きることができる」という認知症を前向きに捉える考え方。認知症を他人ごとでななく、「自分ごと」として考えていくことが大切です。

■「新しい認知症観」を取り入れた「笠間市認知症施策推進計画」と「重点事業」
・「笠間市認知症施策推進計画(第1期)」を策定しました
「新しい認知症観」に立ちながらより踏み込んだ取り組みを推進するため、「笠間市認知症施策推進計画(第1期)」を令和7年3月に策定しました。この計画に基づく「重点事業」を紹介します。
・新しい認知症観を取り入れた事業

▼基本施策1/認知症普及啓発の推進|重点事業|
1.認知症サポーター養成講座の実施
認知症に対する正しい理解と適切な対応について、地域や学校、職域でも開催しています。

2.「世界アルツハイマーデー月間」普及啓発イベント
日時:9月20日(土)午後1時~4時(最終受付午後3時30分)
場所:友部公民館1階(笠間市中央3-3-6)
内容:
・認知症予防体験会
認知症講演会(要予約)、脳の健康度チェック、VR体験会、スクエアステップ体験、出張☆オレンジカフェ
・将来に備える体験会今のうちの話(講話)、納棺体験、遺影写真撮影、生前相談会

3.認知症ケアパス(笠間市認知症あんしんガイド)の作成
チェックリストをもとに、認知症の状態に応じたサービスや情報を掲載しています。