- 発行日 :
- 自治体名 : 茨城県常陸大宮市
- 広報紙名 : 広報常陸大宮 2025年10月号
令和6年度の一般会計、特別会計、公営企業会計の決算が市議会9月定例会で認定されましたのでお知らせします。
◆一般会計決算
令和6年度の一般会計の決算は、歳入総額が253億1,099万円、歳出総額が248億3,152万円であり、歳入歳出差引額は4億7,947万円となりました。翌年度に繰り越すべき財源1億4,038万円を差し引いた実質収支は、3億3,909万円となりました。

◇令和6年度の主な取り組み
令和6年度は、人口流出を防ぐ基盤づくりとして、市総合計画に基づく事業に積極的に取り組むとともに、国県補助金、基金繰入および市債などの活用により、必要な財源を効果的に確保しながら、財政健全化に配慮しつつ、各種施策を推進しました。
・重点政策1「若者・女性が住みやすく、子育てしやすいまちの実現」
継続して進めている常陸大宮駅周辺整備事業では、駅舎および周辺道路の整備に取り組んだほか、子育て世帯の移住・定住を目的とした子育て世帯向け住宅整備事業では、住宅を建設するため、土地を整備する工事を行いました。
・重点政策2「学力向上にコミットする教育の推進」
学習活動支援教職員の配置により複式学級を解消し、学年単位の単式学級とすることで、よりきめ細やかな学習指導に取り組みました。
また、確かな学力育成プロジェクト事業では、児童生徒一人ひとりの学習進度にあった、より効果的な学びの場を提供するため、授業診断や学力向上適正分析を行い、教職員の指導力の育成を図りました。
・重点政策3「観光を軸とした地域振興」
本市の強みである自然資源を効果的に活用するために民間提案制度を導入したパークアルカディアでは、更なる観光誘客の拡大を目指し、施設のリノベーションに着手しました。
また、地域の振興とともに、高齢者などが心身ともに健康で元気にいつまでも生活できるよう、生きがいと健康づくりの拠点として、道の駅常陸大宮~かわプラザ~南部エリアにグラウンドゴルフ場を整備するための基本計画を策定しました。
・そのほかの事業
市制施行20周年記念事業として、温泉・温浴施設や屋内こどもの遊び場の無料開放、大規模改修を行った大宮運動公園市民球場で全(オール)早明野球戦を実施したほか、ひたち大宮夏まつり/大宮祇園祭では、新時代の夏祭りとしてドローンショーを行いました。
◆特別会計・公営企業会計決算


※上水道事業会計及び下水道事業会計の資本的収入が支出に不足する分は、損益勘定留保資金などで補てんしました。
◆令和6年度決算に基づく財政健全化指標などの状況
◇実質赤字比率…黒字決算のため該当なし
普通会計(※1)の赤字を標準財政規模(※2)と比較したものです。
◇連結実質赤字比率…黒字決算のため該当なし
すべての会計の赤字や黒字を合算して、市全体の赤字の程度を指標化し、財政運営の深刻度を示すものです。
◇実質公債費比率…9.2%
市の借入金の元金および利息の支払いにかかる経費の合計額が標準財政規模(※2)に対してどのくらいの比率になっているかを見るもので、資金繰りの危険度を示すものです。
早期健全化基準:25.0%
◇将来負担比率…31.5%
市の借金や将来支払わなければならない負担金などの債務残高の程度を指標化し、将来財政を圧迫する可能性が高いかどうかを示すものです。
早期健全化基準:350.0%
◇資金不足比率…資金不足が生じないため該当なし
公営企業の資金不足を料金収入の規模と比較して指標化し、経営状況の深刻度を示すものです。
経営健全化基準:20.0%
※1 普通会計とは、一般会計と公営墓地、温泉事業の2つの特別会計を合わせたものです。
※2 標準財政規模とは、地方公共団体が標準的に収入されると見込まれる市税などの一般財源の規模を示すものです。
問い合わせ:財政課財政グループ
【電話】52-1111(内線375)
