文化 【水族館の生き物紹介】湖畔(こはん)の学(まな)び舎(や) かすみがうら市水族館

■ニジマスの魅力大解剖!!
今回はニジマスの魅力を四つ紹介していきます。
(1)虹色の魚!?
幼いときは小判型の黒い斑点(パーマーク)を持ちますが、成長するにつれて消えていきます。頭部付近から尾部にかけて橙色の帯が横に伸びており、これを虹に見立てレインボートラウトと呼ばれています。ニジマスはこの種の訳語です。また成長の過程で海に降りる「降海型」はスチールヘッドトラウトと呼ばれています。

(2)釣りの代名詞的存在!?
ニジマスは釣りでかなり有名な魚です。キャンプ場や釣り堀などのレジャー施設で、その姿を見ることができます。釣り堀にいるニジマスはかなり釣れやすく大人の方も童心に戻ること間違いなしです。

(3)かなりの美味!!
ニジマスは北アメリカ原産の魚で強い生命力、成長の速さから世界各地で養殖されてきました。日本もその一つで、食糧増産や養殖、釣りなどのレジャーと数多くの分野で活躍しています。食用としても有名で、ニジマスを丸々使った塩焼きは上品で臭みもなく、身もふわふわしていて美味です。

(4)ニジマスの特性
ニジマスの生活圏は二つあります。一つ目は一生を川や湖などの淡水域で過ごし、海には下らない陸封型で、最大で80cm以上にもなります。二つ目は生まれた川から海に出て成長し、産卵のために川に戻ってくる回遊魚の降海型です。日本で降海型の発見例はかなり珍しいため市場に出回ることも少ないようです。また、ニジマスは数回産卵しても生き残り翌年も産卵する個体もいます。

問合せ：かすみがうら市水族館
【電話】029-896-0722