文化 【水族館の生き物紹介】湖畔(こはん)の学(まな)び舎(や) かすみがうら市水族館

■コチョウザメの魅力大解剖!!
コチョウザメには、隠された魅力がたくさんあります。今回はその魅力を5つほど紹介していきます。

(1)名前にサメとついているが…?
コチョウザメは名前にサメがついていますが、サメの仲間ではありません。サメは軟骨魚で骨が柔らかく、反対にチョウザメは硬骨魚で硬い骨で体を形成しています。これが大きな違いとされていますが、尾びれの上側が長いなどサメと似ている部分もあります。

(2)コチョウザメは小さい
コチョウザメの体長は最大で1m、飼育下などでは環境により40~60cm程度まで成長します。これはチョウザメの仲間では最小の種類になります。また、世界最大のチョウザメの仲間はオオチョウザメで、その大きさは最大で7mにもなります。

(3)生活圏は1つではない
生活圏は淡水と海水、汽水で生活しています。川で産卵し成長するコチョウザメですが、以前は海で成長する個体もいました。しかし、乱獲や環境汚染が影響で現在では川で成長する個体のみになってしまいました。生息地周辺ではコチョウザメの保護活動も行っています。

(4)実は古代魚!
3億年前から現在に至るまで姿が変わっておらず、シーラカンスなどと同じく生きた化石と呼ばれています。

(5)コチョウザメの大好物は!?
エビやカニなどの甲殻類や底生生物の貝が大好物です。下に口がついており餌を見つけると口をとがらせて吸い込んで餌を丸のみします。

問合せ:かすみがうら市水族館
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