くらし 令和7年度市民意識調査の結果概要

市では、市の現状やまちづくりの取り組み・市民の市政に関する満足度、市民が重要と感じている施策や課題などの市民意識から政策的課題を把握し、市民ニーズを市政に反映するために「市民意識調査」を毎年実施しています。
本号では、令和7年度に実施した調査の結果概要をお知らせします。
時期:令和7年7月
対象:満18歳以上の市民
方法:インターネット回答(一部紙での回答)
回答数:664件
「令和7年度市民意識調査」報告書の詳細は、市公式ホームページで紹介しています
※集計結果の%は、小数点第2位を四捨五入し第1位までの表記としているため、合計が100%ではない場合があります。

■回答者年齢構成
10歳代:0.5%
20歳代:6.5%
30歳代:14.9%
40歳代:20.8%
50歳代:20.5%
60歳代:20.8%
70歳代:13.6%
80歳代:2.6%

■回答者地区割合
麻生:44.9%
北浦:21.8%
玉造:33.3%

■行政への関心と市の住み心地
Q 市政に関心はありますか?

□関心度
・大いに関心がある
・やや関心がある
88.1%
前年度から9.9%増加しました。※前年度78.2%

Q 行方市の住み心地は?

・長年住みなれており、愛着がある…31.3%
・自然環境が良い…24.7%
・家族、親戚が近くにいる…14.2%

■市民の声で見る、まちづくりの“満足度”と“課題”

■自由記述による意見(要旨抜粋)
・災害が少ない
・混雑によるストレスがない
・渋滞がなく、移動しやすい
・バスや飛行機で日本各地に行きやすい
・東京に近い
・騒音が気になる
・車が運転できないと不便
・人口減少が進んでいて不安
・急病の場合、搬送までに時間がかかるため不安

■子育て
Q 行方市は安心して子どもを産み育てられる環境は整っていると思いますか?

Q 安心して結婚・妊娠・子育てをするために、最も重要なものを選んでください。
・雇用の確保による経済的な安定…32.2%
・安心して妊婦、子どもが受診できる病院、診療所…25.3%
・行政の支援(金銭・相談・サポートなど)…18.7%
(上位3項目)

子育て支援は、重要度が高い分野の中でも一定の満足度を示しています。一方で、結婚や妊娠も含めた安心できる環境を整えるためには、分野別で満足度が低い「雇用」と「病院、診療所」の課題解決も重要となります。

□関連する市の取り組み事業の例
・不妊治療等補助
・誕生祝金
・子育てニコニコ支援金
・妊婦のための支援給付
・産後ケア費用
・保育料の無償化 など

■高齢者
Q 行方市は高齢者が安心して住み続けられる環境が整っていると思いますか?

Q 高齢者が安心して住み続けられるための取り組みとして、最も重要なものを選んでください。
・送迎・買い物など日常生活支援…25.1%
・医療体制の充実…23.6%
・地域で高齢者を支える仕組み…10.7%
(上位3項目)

高齢者対策としては、「送迎・買い物など日常生活支援」と「医療体制の充実」が共に特に高く、重要であるとの意見が多くありました。日常生活での移動支援や、安心して通院できる環境づくりが求められます。

□関連する市の取り組み事業の例
・ごみ出し支援事業
・愛の定期便事業
・買い物支援事業
・移動スーパー、移動市役所事業 など