- 発行日 :
- 自治体名 : 栃木県宇都宮市
- 広報紙名 : 広報うつのみや 2025年4月号 No.1789
ID:1008394
日本初開催の国際大会でトリプル準優勝
牧野 太一(まきの たいち)さん
中川 貴昭(なかがわ たかあき)さん
小林 睦子(こばやし むつこ)さん
プロフィール
昨年12月に開催されたピックルボールの国際大会「PJF Pickleball Championships 2024 in Japan」で、それぞれ準優勝に輝く。
昨年12月、東京都の有明テニスの森で開催された「PJF Pickleball Championships 2024 in Japan」。
10カ国以上から約700人が参加したこの大会で、本市在住の牧野太一さん、中川貴昭さん、小林睦子さんの3人が、それぞれ準優勝に輝きました。本大会は出場者の持つスキルや年齢に応じて区分が分かれており、牧野さんは35歳未満が出場する男子ダブルス(スキル4.5、8+(プラス)の部)、中川さんは35歳以上が出場する男子ダブルス(スキル4.5、35+の部)、小林さんは45歳以上が出場する女子ダブルス(スキル3.5、45+の部)に出場しました。
ピックルボールはアメリカ発祥の、テニスやバドミントン、卓球を掛け合わせたようなスポーツで、パドルと呼ばれるカーボン製などのラケットを使い、多数の穴が開いたプラスチック製のボールを、バドミントンコートとほぼ同じ大きさのコートで、センターネットを挟んで打ち合う競技です。空気抵抗によりボールの速度が遅くなるため、力の差が生まれにくく、子どもから高齢者まで、幅広い世代が楽しめる生涯スポーツとしても知られています。
大会について中川さんは「当日はネットが飛ばされるくらいの強風だったが、テニスの聖地で世界のトッププレイヤーとプレイができ光栄だった。準優勝できたのはペアのおかげで、運が良かったと思う」と笑顔を見せます。
3人ともテニス経験者で、牧野さんは会社の上司から、小林さんは友人からピックルボールを紹介されたことをきっかけに競技を始めました。中川さんは「実際のコートや競技の動画を目にしたことをきっかけに練習に参加したところ、スピーディーな打ち合いや駆け引きの奥深さに魅せられ夢中になった。皆さんにもぜひ一度やってみてほしい」と熱を込めます。
ピックルボールが持つ魅力について小林さんは「打ち方に特に決まった定石などは無く、特別なスキルや経験が無くても簡単に始められる。普段練習しているチームにも20代から70代までのメンバーがいて、世代を超えて対等に試合ができるのは楽しい」と語ります。
世界中でプレイ人口が増えつつあるピックルボール。3人はこれからも、年齢や国籍を超えて、まだ見ぬネットの向こう側とのラリーを続けます。