- 発行日 :
- 自治体名 : 栃木県小山市
- 広報紙名 : 広報おやま 2025年7月号
東日本大震災で実際に避難所生活をされた北村雅(きたむらただし)さんが教える
避難所生活で役立つオススメ防災グッズ6選
平成23(2011)年3月11日(金)、14時46分に発生した東日本大震災。北村さんは、福島県双葉町で地震および原子力発電所の事故により被災しました。社会福祉協議会で高齢者サービスの仕事を行っていた北村さんは利用者さんと共に避難を行い、そこから福島県内、県外と約1ヵ月の避難所生活が続きました。
その後は、息子さんのいる小山市に移り住み、防災士の資格を取得。現在は、震災の経験を伝えられないかとの思いから、小山市を中心に近隣市町でも震災の講話を行っています。
今回は、震災での避難所生活を振り返り、北村さんが「実際に役に立ったもの・持っておけばよかったもの」をご自身の備蓄品の中から6点、コメントとともにご紹介いただきます。身近に手に入るものばかりなので、ぜひご自宅での災害用備蓄品の参考にしてみてください。
(1)ウェットティッシュ
手を清潔にすることは感染対策の基本。歯磨き代わりに、口腔ケアにも使用していました。感染対策にはゴム手袋もオススメです。
(2)常備薬
あると安心感が違います。自分に必要な薬を小分けにして携帯しておきましょう。(お薬手帳もあると安心です)
(3)携帯トイレ
トイレ問題は深刻。トイレは限られているため、必ず持っておくべきです。
(4)おかゆ(レトルトなど)
体調不良などで食事がのどを通らない時に、消化が良く、すぐに栄養になるおかゆは重宝します。
(5)懐中電灯
停電となった場合、真っ暗になります。夜、トイレに行く時などに役に立ちます。
(6)使い捨てカイロ
冬の避難所では寒さが堪えます。防寒対策として手頃なことも魅力の一つです。
※人によって必要な防災用品は異なります。防災ポータルや防災ガイドブックを参考にオリジナルの防災対策をしましょう
■防災士養成講座受講者募集
市の防災力向上のため、小山市防災士養成講座の受講生を募集します。すべての講座を受講し、最終時間に実施する試験に合格すると「防災士」の資格が取得できます。
期日:令和8年1月17日(土)、18日(日)
場所:市役所6階 大会議室
対象:
・市内に在住・在勤・在学で18歳以上の方
・資格取得後、市および関連団体と協働して活動できる方
定員:100人(先着順・最少催行人数50人)