くらし [石坂市長 退任]石坂市長 退任あいさつ~真岡市のさらなる発展を願って~

このたび5月14日の任期満了をもちまして真岡市長を退任いたしました。
私は「JUMP UP もおか、だれもがわくわくするまちづくり」を掲げ、平成29年5月に市長に就任し、2期8年にわたり、真岡市の発展のために市民の皆さんのご支援をいただき、急速な少子高齢化や人口減少、自然災害の頻発や被害の激甚化、DXの推進や国際化の進展など、さまざまな課題に全力で挑んでまいりました。特に、これまで誰も経験したことがない新型コロナウィルス感染症対策では、関係機関と連携しながら市民の皆さんの命・健康・生活そして社会経済活動を守るため、県内2番目に地域外来・検査センターを設置して迅速な対応に努めました。
また、デジタル社会の進展に対応し、すべての市民にやさしい「ハイフレックス市役所」を目指し、業務効率化や市民サービスの向上のため、県内1位の数を誇るオンライン申請対象業務の拡充などに取り組んでまいりました。
教育面では、ICTを活用した教育環境の整備をいち早く進め、児童生徒1人1台の学習用タブレット端末や電子黒板などを利用した質の高い学習に取り組み、海外の姉妹校とのオンライン交流にも活用しております。本市では全国でも例の少ない、市内のすべての中学校が、海外の学校と交流活動を行っております。姉妹都市として交流してきたアメリカのグレンドーラ市に加え、この8年間でオーストラリアのハーヴィー市、台湾の斗六市とも友好都市を締結することができ、子どもの国際交流の機会を充実させるとともに、グローバル人材の育成を進める環境を整えました。
昨年は、真岡市70周年および二宮誕生70年という節目の年に海外友好都市3市から多くの訪問団をお迎えし、市民の皆さんが主役となる、数々の記念事業を開催させていただき、真岡市にとって大きな節目となる、記憶に残る一年でありました。
今年は百年に向けた新しい第一歩を踏み出す年になります。この1月には、複合交流拠点施設「monaca」がオープンし、子どもから高齢者まで、新しい居場所としてご活用いただき、早くも来館者数10万人を達成いたしました。3月には、真岡ハイトラ運動公園市民球場が市内初の本格的な硬式兼軟式野球場として完成し、夏の甲子園栃木県大会を始め、年間を通して公式戦会場にも選ばれており、高校野球ファンにも楽しんでいただけることと思います。さらに、「真岡いがしら温泉おふろcaféいちごの湯」もリニューアルオープンし、これらの施設には、市民のリピーターの方を始め、市外からもご家族で楽しんでいただける施設として、多くの方にご来場いただいております。
この8年間、さまざまな分野において県内においても先進的かつ魅力的な「オンリーワン事業」をはじめ、数々の事業に精一杯挑んでまいりました。今後は、一市民として、真岡市の発展を見つめていきたいと思います。
結びに、市民の皆さんのご健康とご多幸をお祈りいたしますとともに、皆さんにいただきましたご支援、多大なご理解とご協力に対して深く感謝と御礼を申し上げ、退任の挨拶といたします。