くらし 真岡で活躍している人を応援します それいけ!まちびと

現在、臨床発達心理士として真岡市内外で多くの子どもたちや子育て中の方々をサポートしている池田さん。臨床発達心理士になったきっかけや活動への思いについて取材しました。

日本臨床発達心理士会栃木支部
臨床発達心理士
池田良子さん

私は高校の教員をしていた際、幼児期の環境に問題があったと思われるお子さんを受け持ったことがあり、子どもが育つ環境の大切さに気づかされました。その後、栃木県の特別支援学校の教員として働く中で、筑波大学の教授の勧めもあり、より子どもたちを理解するため、人間の発達心理に着目した臨床発達心理士の資格を取得しました。私の現在の活動原点には、支援教育に携わる中で、お子さんや保護者の方に人間として成長させていただいたことに対し、ささやかな恩返しができればという思いがあります。活動を通していろいろな経験をさせてもらい、人と人とのつながりを感じながら、今も日々学ばせていただいています。
今後も、お子さんや保護者の方に寄り添いながら、教育現場の先生方も応援していけたらと思います。気軽に相談ができる場所を作り、私が今までの経験の中で「育ちの環境の大切さ」など感じたことを少しでも伝えていきたいと思います。時々趣味の日本画を楽しみながら!