くらし まちかど*リポート

『タイの食文化を伝えたい』

菅間 えりかさん

タイ王国出身の菅間さんは、30年前、知人から日本の飲食店への就職を勧められたことをきっかけに、日本に移住してきました。日本にあこがれを抱いていた菅間さんは、家族の反対を押し切り、移住を決意したそうです。
移住当初は、故郷を思い出して寂しさを感じることや、言語の壁にぶつかることもあったと振り返る菅間さん。それでも日本で生活して来られたのは、周りの人の温かい支えがあったからだそう。「出会った日本人は優しい人ばかり。ただ、その優しさに甘え過ぎず、外国人だからと妥協しないで何事にも取り組むようにしている」と話します。
菅間さんは、現在、タイの食文化を広める活動を行っています。今年3月には、タイカレーの料理教室を開催し、7月には、公民館講座の講師を務める予定です。「故郷の食文化を多くの人に知ってもらうことや料理を美味しく食べてもらうことがうれしい」と活動の楽しみを語ります。
今後について、「今の活動を長く続けていきたい。また、タイは微笑みの国。故郷を忘れずに常に明るく、笑顔で生活していければ」と話し、笑顔を見せました。