くらし 戦争の悲惨さと平和の尊さを学ぶ 中学生が広島平和記念式典に参列

[広島平和記念式典派遣事業]

市では、8月5日(火)から7日(木)までの3日間、市内2中学校の生徒7人を広島県広島市で開催された広島平和記念式典に派遣しました。中学生らは式典に参列したほか、広島平和記念資料館などを見学しました。この事業は、将来を担う中学生が戦争の悲惨さや平和の尊さを学び、その思いを広く市民に啓発することを目的としています。生徒の事業報告書から、現地で感じたことや平和への願い、伝えたいことを一部抜粋して紹介します。(敬称略、順不同)
また、9月13日(土)には烏山公民館で報告会が行われ、生徒たちは派遣をとおして学んだことや戦争・平和に対する思いを発表しました。

■川田凰惺(南那須中3年)
原子爆弾は、家族との日常を一瞬で奪ってしまうので、一刻も早く世界からなくなることを強く願う。これからは、インターネットなどを活用して平和の大切さを発信し、原子爆弾のない未来を目指したい。

■小野寺あさみ(南那須中3年)
誰もが戦争や核兵器に怯えることなく、安心して生活できる世界になってほしい。原爆の恐ろしさや平和は決して遠いものではなく、私たち一人ひとりがつくっていくものということを多くの人に伝えたい。

■菊地紗花(南那須中3年)
平和は行動に移さないと実現しないと思った。文化祭で広島派遣の体験を発表する機会があるので、戦争がどれだけ悲惨な出来事だったか、なぜ二度と起こしてはいけないか、全校生徒にしっかりと伝えたい。

■小松心夢(南那須中3年)
式典では、子ども代表による「平和への誓い」の言葉や力強い声に心を打たれた。世界中の人々が仲良く暮らして戦争や暴力がなくなり、小さな思いやりによって平和が広がっていくことを願う。

■藤田亘(烏山中3年)
広島派遣で学んだことや感じたことを多くの市民や自分と同じ若い世代に伝えたい。そして、平和に対しての意識を高め、核なき、戦争なき世界をつくっていくための第一歩を踏み出したい。

■佐藤凪紗(烏山中3年)
被爆者の講話を聴いて原爆の悲惨さがより鮮明に伝わってきた。戦争のない平和な世界になるためには、一人ひとりが戦争に関心を持ち事実を知ることが必要。学んだことを家族や友人、後世に伝えていきたい。

■中村眞優斗(烏山中3年)
想像以上に各国の人々が式典に参列していて、世界全体で平和へ向かおうとしているように感じた。被爆者が年々減少している中で、若い世代が平和について後世へ伝えていくことが世界平和につながると感じた。

※報告書の内容は市ホームページに掲載しています。