くらし まちかど*リポート

公民館講座ボランティア
鈴木 眞樹子さん

鈴木さんは、公民館講座のボランティアとして、手ごねパン教室の講師を務めています。これまでに6年以上開催してきた講座は、毎回すぐに満員になるほどの人気です。
パン作りとの出会いは約25年前。パン教室を受講したことがきっかけでパン作りの楽しさを実感し、粉・酵母・水・塩だけでパンができる過程の奥深さに魅了されたそうです。「手ごねは手間がかかりますが、少しずつ変化していく生地の感触を手のひらで感じられるのが魅力のひとつ」と話します。
講座では「自分が参加する立場だったら、色々な種類のパンが作れたらうれしい」という思いのもと、毎回3~4種類のメニューを用意。発酵の待ち時間には、参加者同士が和やかにおしゃべりを楽しむなど、笑顔のあふれるひとときが広がります。「参加者が楽しそうに作る姿を見たり、試食に『とっても美味しい』という声をもらえたりすると、本当にうれしいです」と鈴木さんは目を細めます。
「これからも手作りパンの良さや楽しさ、バリエーション、ちょっとしたコツを伝えていきたい」と話す鈴木さん。焼きたてのパンの香りと参加者の笑顔が重なり合う―。鈴木さんの教室は、そんな幸せな空気に包まれています。