くらし 【特集】あけましておめでとうございます 年頭にあたり
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- 発行日 :
- 自治体名 : 栃木県上三川町
- 広報紙名 : 広報かみのかわ 2025年1月号
◆上三川町長
星野 光利
新年明けましておめでとうございます。
皆様におかれましては、健やかに新年をお迎えのことと心よりお慶び申し上げます。
また、旧年中は、町政推進に町民の皆様のご支援、ご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
さて、昨年の5月にオープンを迎えましたORIGAMIプラザにつきましては、若者や子育て世代、ご高齢の方と幅広い世代の方にご利用いただき誠にありがとうございます。今後も町民の皆様をはじめ多くの方に愛される施設となるよう努めてまいります。
昨年を振り返りますと、人口減少、少子化対策として、結婚、出産、子育て、教育と切れ目ない支援の充実に努めてまいりました。町内で新婚生活を開始する夫婦に対しての補助を開始し、不妊治療費の助成内容として保険適用の人工授精や生殖補助医療などを新たに追加しました。また中学3年生の英語検定受験料の自己負担を0とし、9月からは第2子保育料を無償化いたしました。
防災・減災の面においては、引き続き豪雨などによる水害対策として河川の護岸整備や、内水被害軽減対策としての田んぼダムの整備を進めるとともに、健康・福祉の面においては、帯状疱疹の発症率低減と重症化予防のため、帯状疱疹ワクチン接種費用の一部助成を開始しました。
産業振興の面においては、大規模な農業経営体の育成・確保を図るため、資材や機械等の価格高騰の影響を鑑み、大型機械など土地利用型農業機械の導入費用の一部の補助について事業費を拡充し実施するとともに、将来の地域農業の未来設計図「地域計画」の作成に向け、農業者をはじめ地域の関係者が集い地域農業の在り方などについて話合いを行いました。
本年の取組みといたしましては、災害につよいまちづくりとして、引き続き河川整備を推進するとともに、災害時の情報発信の強化などデジタル技術を活用した災害対応の効率化と高度化を図ってまいります。また、災害発生時の避難所環境や猛暑時のスポーツ環境の充実を図るため、町内の小中学校の体育館及び上三川日産スポーツセンターに空調設備を整備いたします。
産業の振興として、持続可能な農業の実現に向け農業の生産性の向上や経営の安定化を図る農地の大区画化や水路の更新等を一体的に整備する生産基盤の強化を推進するとともに、水田の水管理システム導入や水草抑制ロボットの導入を補助の対象に加え、スマート農業導入を推進してまいります。また、新たな情報発信・地域連携・休憩機能などを有し、本町への誘客効果の高い魅力ある道の駅の整備を着実に進めてまいります。
本年は町政70周年の節目を迎える年であります。記念事業として、町民参加型のイベントなど様々な企画を計画しておりますので、町民の皆様にはぜひご参加いただき、先人たちの功績に感謝をしつつ、本町のさらなる発展のため町民の皆様と共に目指すべき将来像を描き、その実現に向けた新たな一歩を踏み出す年としたいと考えております。
結びとなりますが、本年が町民の皆様にとりまして、笑顔と希望に満ち溢れた年となりますことを心からご祈念申し上げ、年頭の挨拶とさせていただきます。
◆上三川町議会議長
稲川 洋
新年明けましておめでとうございます。
皆様におかれましては、令和7年の新春を晴れやかにお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。
年頭にあたり、町議会を代表しまして謹んで新年のご挨拶を申し上げるとともに、日頃より議会活動に対し深いご理解とご協力を賜り、篤くお礼申し上げます。
さて、昨年を振り返りますと、物価高騰とそれに見合うべき賃金の上昇が緩やかで家庭内総収入が伸長していないこと等により貧富の格差が顕著になるなど、社会経済が大きく影響を受けた年でありました。
そのような中で、町議会においては1月より町民の皆様の負託を受けた新たな議会議員のもとに、町政のチェック機関・監視機関としての議会活動を開始いたしました。
5月には上三川町のORIGAMIプラザが開館し、子育て支援の拠点として、文化芸術の発信点として、ウォーカブルや健康維持の結節点として、さらには町出身作家の吉澤章先生の折り紙作品を通じた交流の場として生き生きと活躍しています。構想から建設・開館に至るまでの多くの方々のご努力ご尽力に篤く感謝申し上げる次第です。
10月には衆議院総選挙が行われ、減税や個人収入の増加を掲げた政党の躍進が目立ちました。11月には今後4年間の栃木県の指標となるべく知事選挙が行われ、選ばれたリーダーのもとに引き続き発展する栃木県政を委ねることとなりました。それらを踏まえながら、町民の社会経済の問題を町ではどのように対処できるのかが問われているものとして、議会も真摯に取り組むべきと考えています。
さて本年は、旧上三川町・本郷村・明治村の一町二村の合併により、現在の上三川町が誕生して70周年の節目の年になります。
これはすべての町民の皆様と町内企業各位の、まじめな勤労とご努力によって上三川町が発展してきた証左であります。町でも様々な記念行事を予定していますが、議会としても町の町民主体の記念行事を強力にバックアップするつもりでいます。
今後も安心・安全な住みよいまちを目指し、町民の皆様のご意見ご要望に寄り添いながら、社会の変化に対応しつつ議会活動を進めてまいりますので、より一層のご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。