講座 今月の壬生論語古義抄(84)

新しい論語素読のテキスト『壬生論語古義抄(みぶろんごこぎしょう)』から、章句を紹介します。

〔一九〕
子(し)の曰(いわ)く、人(ひと)として仁(じん)ならずんば、礼(れい)を如何(いかん)せん。人(ひと)として仁(じん)ならずんば、楽(らく)を如何(いかん)せん。(八佾第三)

先生が言われた。「人として仁でなければ、礼儀作法があってもしょうがない。また、式典音楽があってもしょうがない。」

○みぶまるから一言
この章句は、「思いやりのかけらもない人が、うわべだけ礼節を整えていても何にもならない。また、愛情のかけらもない人が、技巧だけで音楽を奏でてもむなしいだけだ。」ということを教えてくれているね。

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