- 発行日 :
- 自治体名 : 栃木県那須町
- 広報紙名 : 広報那須 令和7年2月号
■「冬の森での暮らしぶり」
那須平成の森には、ツキノワグマやカモシカ、ウサギ、キツネ、タヌキなど約20種類の哺乳類が暮らしています。彼らは冬の森でどうやって暮らしているのでしょうか?
降り積もった雪の上には、彼らが残した「足跡」を見付けることもしばしば…。雪に残った足跡を辿っていくと、幾重にも交差している場所を発見したり、途中で無くなっていたり、辿った先の枝先が食べられていたり…。足跡だけでも、動物の生活を想像することができ、形から「これは誰だろう?」と考えるのも推理ゲームの様に楽しむことができます。
分からない足跡があればインタープリターに聞いてみましょう。知らない動物の暮らしぶりが垣間見えるかもしれません。
■「那須ならではの自然を守り、生かす」
皇室に守られ豊かな自然が育まれてきた経緯をもつ那須平成の森。那須御用邸となる前は、那須駒の放牧地や薪炭林として利用されていたなど、人々の生活に密接に関わっていた歴史があります。
その「那須ならでは」の歴史や自然が持つストーリーを大切に、地域の皆様をはじめとした多くの方々にお越しいただけるよう、自由散策エリアである「ふれあいの森」を活用していくため、『ふれあいの森利用環境整備計画』の策定を進めています。
その中で、那須平成の森の自然を大切にしながら、活用いただける地域の皆様と協働し、マルシェの開催やツリークライミングなどのアクティビティを試行的に実施し、来園された方に楽しんでいただける場づくりを進めています。
3月1日には、森の保全活動で出た伐採木を活用した木工ワークショップの開催を予定していますので、是非、ホームページ等をご覧ください。