- 発行日 :
- 自治体名 : 栃木県那須町
- 広報紙名 : 広報那須 令和7年9月号
8月6日に開催された広島平和記念式典へ参加するため、10名の中学生が8月5日〜7日まで広島市を訪問しました。80年前の原爆の実相に触れ、被爆者体験談を聞き、心で感じた貴重な経験を通じて、平和への誓いを新たにしました。
また、8月15日の終戦の日には、報告会を行い、町長や教育長、保護者など、多くの方々の前で学んだことや自分の意見を発表しました。
・髙根沢柊太(しゅうた)(那須中2年)
この学習を通して、実際の広島を見ることができました。原爆を受けたのにも関わらず路面電車やフェリーなどといった交通手段が多くて、広島の街は復興だけでなく発展もしているんだと関心しました。広島平和記念資料館では現物を見てとても心が痛みました。今後も実際に体験して考えを広げていきたいです。
・瀬川理久(りく)(那須中央中2年)
僕はこの広島平和記念式典派遣事業に行く前は、戦争や原爆を軽く受け止めていました。ですが、今回「実際に見る」ことで戦争や原爆の恐ろしさについて知ることができました。そして、戦争は起こしてはいけないというように考えが変わりました。さらに今回の事業で責任を持って行動する力がついてきたので今後に活かしたいです。
・渡辺美月(みつき)(那須中央中2年)
私はこの3日間で広島に行く前と考え方が変わったことがたくさんあります。広島に行く前はネットで見るものでどこか人ごとに思ってしまっていたのですが、実際に行ってみると自分の住んでいる国で起きた出来事で、自分ごととして捉えるようになりました。出来ることから実行し戦争がなくなるように伝え続けることが大切だと感じました。
・池澤侑世(ゆうせい)(那須中央中3年)
この広島派遣では想像を超えるものがたくさんありました。広島は想像していたよりも都会で、高い建物が多く、交通網も整備されていました。原爆ドームは思っていたよりも大きくスカスカで原爆の威力をこの目で感じました。平和記念資料館で当時の原爆の落ちる動画を見て人々の苦しみと復興の努力を感じました。
・菊地ここあ(那須中央中3年)
私は、充実したこの3日間で自分の知りたいことをたくさん知ることができました。「平和」な世の中にするためには、核兵器廃絶や戦争しないことはもちろん、一人一人が安心できる幸せな生活を送ることが第一歩です。そのためには、一人一人が平和な世界を求め、できることをしていくことが大切だと思いました。
・菊地莉王(りお)(那須中央中3年)
広島派遣を通して実際に行くことによりリアリティーが増し自分ごととして考えられるようになりました。そして、自分の原爆に対する考えが甘かったことに気づきました。また、平和記念式典では人々の戦争に対する怒りを感じました。式典では、外国人がかなり多かったので、世界中が平和に向かっていることを実感しました。
・齋藤さら(那須中央中3年)
広島派遣では、資料館で写真を見たり、ディスカッションで他県からきた人たちとお話ししたりすることで、分からなかったことがたくさん分かり勉強になりました。今回の経験を通して、友達や知り合いにも戦争の恐ろしさや悲惨さを伝えて、どれだけ戦争はしていけないものかを知らせていきたいです。
・杉浦卓武(たくむ)(那須中央中3年)
広島派遣を通して、核開発を進めていたり、戦争や紛争が起こっていたりすることを知り、世界は今も平和ではないと思いました。これを解決するためには、お互いのことをよく知り、お互いの立場から考え、対話をして折り合いをつけることが大切であると考えました。
・津田結奈(ゆいな)(那須中央中3年)
私が3日間で一番印象に残っていることは、町中に奉納された折り鶴です。私たちが折り鶴を奉納した広島平和記念公園だけでなく、掲示板等のいたるところにたくさんの折り鶴があり、こんなにも平和を願っている人がいるのだと改めて感じました。早く平和な世界になって欲しいと強く思いました。
・深沢丈琉(たける)(那須中央中3年)
広島で起こった信じがたい事実について「栃木県の人だしな」などと、どことなく他人事な感じでしたが、実際に広島の資料館に行って当時の様子について知った時に、これでもかというほど残酷な現実を押し付けられました。また、被爆者のお話や他校の人の考えを聞くことで、戦争の事実を伝えていこうという気持ちになりました。
問合せ:学校教育課
【電話】72-6922