くらし 【tsulunos PLUS】+スペシャル(1)

愛犬と一緒の新しい旅の形
ペットと楽しむぐんま旅

ペットと一緒に過ごせる施設が増え、近年注目を集めています。
大切な家族だからこそ、飼い主のマナーや愛犬のしつけ、持ち物などに気を配り、愛犬と共に
心に残る旅に出掛けてみませんか。

■愛犬と一緒に出発!
群馬でかなえる心豊かなペット旅
コロナ禍でおうち時間の増加に伴い、ペットへの関心が高まり、ペットカフェやドッグラン、ペットと一緒に過ごす宿泊施設なども一般的になりました。自然や観光資源に恵まれ、都心からのアクセスも良い群馬は、ペット旅にぴったり。県内各地でペットの受け入れ環境が整備されています。ペットとの時間は心を豊かにし、家族の会話を増やすだけでなく、新たなコミュニティの形成にもつながります。

◇取材協力
世界の名犬牧場 支配人 岡田 尚之(おかだ なおゆき)さん
2年4月から支配人として施設管理やペット関連イベントの監修に携わる。提携動物専門学校のトレーナーコース担任として、ペットのしつけ方を教えている。

■ペット旅を楽しむために知っておきたい大切なこと
ペット旅を安心・快適に楽しむためには、必要な知識を身に付けておくことが大切です。ここでは知っておきたい大切なことを、3つのステップで紹介します。

◆STEP(ステップ)1 事前準備編
◇しつけ
子犬の頃から、他の犬や人、さまざまな環境音や物に慣れさせ、社会性を育てます。「おすわり」「待て」「おいで」などの基本的なしつけに加え、周囲に迷惑をかけないよう、無駄ぼえや攻撃行動を抑えるしつけも必要です。

◇持ち物
旅先でも普段に近い環境を整えると、愛犬の不安を和らげることができます。以下の持ち物を準備しておきましょう。
CHECK LIST(チェックリスト):
・リード、首輪、ハーネス
・鑑札、各種証明書、ネーム札
・キャリーバッグ・クレート
・トイレ用品
・おやつ・水

◆STEP2 移動編
車移動をするときは、車内で快適に過ごせるよう温度管理を行いながら、移動中の安全にも配慮しましょう。

◇車移動での注意点
・クレートを使って固定
愛犬をクレートに入れ、後部座席やトランクに固定しましょう。日頃からクレートに慣らし、安全で落ち着ける空間にしておくことが大切です

・車内に放置しない
「少しの時間だから」と油断せず、絶対に放置はやめましょう。特に夏場や直射日光の下では、短時間でも熱中症の危険が高まります

・小まめに休憩する
移動中の犬のストレスを軽減し、気分転換をさせるために、1〜2時間ごとに休憩を取りましょう。水分も小まめに補給しましょう

◆STEP3 宿泊先や滞在先での過ごし方
◇宿のルールを再確認
ペット同伴可の宿でも、ワクチン接種証明書の提示や無駄ぼえ禁止、小型犬のみ可など規定は宿ごとに異なります。事前に確認を忘れずに。

◇他の宿泊客や犬への配慮
共有スペースではケージを活用したり抱っこをしたり、周囲にも気を配りましょう。周囲への思いやりが、快適な旅の「カギ」です。