くらし 〔魅力発見!〕ひろがるスロー 前橋・赤城

◆Vol.13 スローなまちづくり全国推進委員会
効率化が重視される「ファスト」な現代社会において、時間をかけることの価値や知恵を次世代へ伝えることを大切にするのが「スローシティ」です。
本市と宮城県気仙沼市が正会員を務め、全国の大学の研究者らが役員を担う「スローなまちづくり全国推進委員会」では、スローシティ運動の理念を広める取り組みを進めています。その一環として、8月28日、慶應義塾大の学生と、千葉県香取市の職員が本市赤城地域を訪問しました。
当日は、スローシティモニュメントの前で記念撮影をした後、赤城山頂エリアを視察。スローなまちづくり全国推進委員会賛助会員の本市事業者から、スローシティの取り組みについて説明を受けたほか、市長との意見交換も実施しました。
参加した学生は、「新しいものを作るというより、今ある資源や活動をスローシティの考え方に合わせて丁寧に生かしていることが印象的でした。また、住民の皆さんが理念に共感し、誇りを持って自ら動いている姿は、香取市での取り組みを考える上でとても参考になりました」と話しました。
スローシティは、地域の食や農作物、暮らし、歴史文化、自然環境など、多様性と個性を尊重したまちづくりを目指しています。スローなまちづくり全国推進委員会は、スローシティの理念を都市政策の重要な柱として捉え、普及啓発やスローシティ国際連盟への加盟支援、国内の加盟自治体の連携促進に取り組んでいます。今回の視察も、その理念を共有し、全国での取り組みを広げる一歩となりました。

問合せ:広報ブランド戦略課
【電話】027-898-6971