- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県さいたま市浦和区
- 広報紙名 : 市報さいたま 浦和区版 2025年3月号
「地域ゆかりの作家」と「本をめぐるアート」をテーマにしたユニークなコレクションを行ううらわ美術館。文教都市浦和で、文化創造の拠点として活動する美術館の「うら」側、のぞいてみませんか。
■開幕まであと少し!コレクション展の舞台裏
うらわ美術館で4月から開催するコレクション展「ヴァルヤ・ラヴァーター:Warja Lavater 記号でめぐるおとぎ話」では、スイスのアーティスト、ヴァルヤ・ラヴァーター(1913-2007年)の作品を紹介します。ラヴァーターは『赤ずきん』『シンデレラ』などのおとぎ話から、『かぐや姫』といった日本の昔話まで、文字ではなく記号を用いる独自のスタイルで、30年以上にわたり色鮮やかな記号の絵本を制作しました。
当館でラヴァーターを特集するのは、今回が初めてです。そこで、本展ではラヴァーターの作品の魅力を存分に伝えるため、絵本を実際に手に取って読める展示や、ワークショップを計画しています。あわせて本誌表紙のスージー・リーによる作品など、ラヴァーターの作品をより深く味わえるような他の作家の作品も紹介する予定です。
私たちがよく知る物語にも、新たな発見があるかもしれません。この春はうらわ美術館で、ラヴァーターの記号でめぐるおとぎ話の世界をお楽しみください。
(うらわ美術館 前田)
■「ヴァルヤ・ラヴァーター:Warja Lavater 記号でめぐるおとぎ話」※観覧無料
会期:4月19日(土)~6月15日(日)
休館日:月曜日(5月5日(祝)は開館)、5月7日(水)
問合せ:うらわ美術館
【電話】827・3215【FAX】834・4327