- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県行田市
- 広報紙名 : 市報ぎょうだ 令和7年5月号No.947
■第4回では、行田ならではの特色ある学校について説明します。
教育委員会では、令和7年3月に「義務教育学校設置に向けた再編計画〔個別編〕(案)」を公表しました。
そこで、今回からはこの〔個別編〕(案)のうち、「行田ならではの特色ある学校づくり」として「外国語」、「ふるさと学習」、「教育DX」に関連する主なトピックを説明していきます。これらの施策の中で新校の開校前からできる取り組みは、開校を待たずに順次進めていきます。
まず、「外国語」については、「英語のできる行田っ子」の育成を目指し、デジタル技術を活用した新しい学びを今年度から2つ導入します。
新しい学びの1つ目は「読む、聞く、書く、話す」といった英語4技能を定量的に測定できるテストです。今年度は中学2年生を対象とし、客観的なデータに基づいたフィードバックを行いながら英語学習を進めていきます。
新しい学びの2つ目は生成AIの活用です。英語はコミュニケーションツールであることから、アウトプットの機会が重要です。そこで、英会話の練習や音読に生成AIを活用し、テニスの壁打ちのように一人でも会話を自己練習できる機会を設けます。
なお、生成AIの活用については、文部科学省による「AIの活用による英語教育強化事業」にも採択され、市内全中学校および一部の小学校を対象に実施する予定です。
今後、これらのデジタル技術を活用した2つの取り組みを相互に連動させながら、本市における英語教育の充実を図っていきます。
このように、子どもたちの学びの場として、魅力ある義務教育学校の設置を目指し、より良い学校教育の充実に向けて取り組んでいきます。
問い合わせ:教育総務課学籍・学校再編担当
【電話】内線5307