- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県所沢市
- 広報紙名 : 広報ところざわ 2025年5月号 No.1238
■〔令和7年度 当初予算〕さらに暮らしやすいまちへ
1,258億3,000万円(前年度当初予算比3.4%増)
「こどもを中心としたまちづくり」を着実に進めるため、「小・中学校の給食費無料化」、「18歳までの医療費無料化」を継続して実施するとともに、「中核市への移行」に係る予算を盛り込んでいます。
今年度の一般会計予算総額は、過去最高の1,258億3,000万円(前年度当初予算比:41億8,900万円増/3.4%増)で、特別会計・公営企業会計を加えた総額は、2,212億5,578万7千円(前年度当初予算比:83億1,507万9千円増/3.9%増)となりました。
予算書は、市役所3階財政課、同1階市政情報センター、まちづくりセンター、市HP(検索:当初予算)でご覧になれます。
◎予算は千円単位で作成していますが、ここでは1万円未満を端数処理し、万円単位で表示しています。
◆今年のポイント
歳入面では、市民税や固定資産税などの市税や各種交付金の増収を見込みました。
歳出面では、人件費や物価高騰による経費に加え、社会保障費や市庁舎の改修工事にかかる費用の増大を見込んでいます。
また、「こどもを中心としたまちづくり」に取り組んでいくとともに、各分野の必要な経費にしっかりと予算配分をし、予算編成を行いました。
○歳入
○歳出
歳出を性質別に見てみると…
↓
歳出(性質別)一覧
○特別会計予算
○公営企業会計予算
◆今年度の主な施策(★は新規事業)
○こどもを中心としたまちづくり
・小・中学校の給食費無料化…14億5,534万円
保護者が負担する学校給食費を補助することで、引き続き子育て世帯の経済的な負担軽減を図ります。
・18歳までの医療費無料化…14億625万円
子育て世帯の経済的負担の軽減を図るため、18歳までの医療費無料化を継続します。
★屋内運動場空調設備設置事業…4,396万円
小中学校の体育館に空調設備の設置を進めます。
★幼稚園型一時預かり事業…1,997万円
保育の必要性が認められた0~2歳児を対象とし、幼稚園などで一時的に預かります。
★放課後支援事業…1,185万円
新たに荒幡小学校と三ケ島小学校に「ほうかごところ」を開設します。
★子育て世帯ホームヘルプ事業…464万円
家事などに対して負担を抱える子育て家庭、妊産婦、ヤングケアラーなどがいる家庭を訪問支援員が訪問し支援します。
○地域のつながりを活かしたまちづくり
・自治会等応援事業…8,040万円
自治会などが行う活動を支援し、地域住民の自治会などへの加入と参加を促進します。
・生活支援体制整備事業…5,893万円
生活支援サービスなどの充実が図れるよう、ボランティアなどの生活支援の担い手の発掘・養成を行うと共に、市全域および日常生活圏域に協議体を設置し、地域全体で高齢者を支援します。
○健幸(けんこう)長寿のまちづくり
・小児初期救急医療体制推進事業…2億1,113万円
所沢市域全体で、365日小児初期救急医療体制の維持に努めます。
★帯状疱疹ワクチン接種…3,421万円
定期接種として帯状疱疹ワクチン接種を実施します。
・精神障害者アウトリーチ支援事業…4,471万円
精神障害のある方が住み慣れた地域で生活を継続するために、医療・保健・福祉の各分野の専門職チームによる包括的な支援を継続します。
○人と自然が共生するまちづくり
・スマートハウス化推進補助事業…1億8,334万円
住宅の断熱性能を高めるエコリフォームのほか、太陽光発電システムや省エネ機器などの導入に対し、費用の一部を補助します。
★公共施設LED一括導入事業…550万円
利用者が多い公共施設にLEDを一括導入するための必要な調査と最適な整備手法の検討を行います。
★剪定枝資源化推進事業…434万円
市の事業から排出される剪定枝を堆肥にするなど、資源化を進め、焼却処理量の減量を推進します。
○所沢の魅力を高めるまちづくり
・所沢駅ふれあい通り線道路築造事業…19億7,925万円
駅周辺の交通渋滞の解消や東西市街地の一体化を図るため、引き続き整備を進めます。
・西所沢駅西口改札口開設事業…1億1,839万円
開設に向けた設計や、送迎車用転回広場の整備を進めます。
・企業誘致活動促進事業…6,673万円
市の特性や産業支援などをPRすることで、製造業や都市型産業の拡大を図り、市内経済の活性化、雇用の創出につなげます。
問合せ:財政課
【電話】2998-9030