くらし (特集)我ら狭山市消防団 自分たちの街は自分たちで守る(1)

狭山市消防団は昭和30年に結成され、今年で70周年を迎えます。市内の各地区に計7分団が配備されており、現在の団員数は243名です。火事や災害があった際に駆けつける、頼りになる存在の消防団の皆さんが、仕事や学業と両立させながら日々の訓練に励んでいる様子などをご紹介します。

■高い志と郷土愛護の精神を胸に
団員たちは皆、災害から市民の皆さんの「いのち」と「くらし」を守るため、消火訓練やパトロール、警戒広報活動などに従事しています。こうした活動に尽力できているのは先輩方から脈々と受け継がれてきた「自分たちの街は自分たちで守る」というモットーと、団員たちの郷土愛護の精神の賜物(たまもの)だと考えています。
街中でパトロールをしている団員を見かけることもあると思いますので、市民の皆さんには温かい目で見守っていただくとともに、地域の防災力を向上させていくための取り組みにご協力いただけたらと思っています。

■主な活動内容
火災現場での消火作業、災害発生時の救助などさまざまな場面で活躍しています。平常時は、月2回の定例活動に加え、年間で以下の行事の実施と、それらに向けた訓練を行っています。

〇消防操法大会
技術と士気の向上を図ることを目的に、各分団から選抜された団員が日頃の訓練の集大成として、消防操法技術を競い合います。

〇特別点検
火災多発期を迎えるに当たり、常に消防活動に万全を期することを目的に、市長から団員の服装や車両・資器材などの装備を点検を受けます。