- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県鴻巣市
- 広報紙名 : 広報こうのす「かがやき」 令和7年10月号
【10月1日、コウノトリを鴻巣市の鳥に制定】
■制定にあたって
鴻巣市の地名の由来の一つともいわれ、市民になじみが深く、幸せをもたらす存在として幅広く認知されている「コウノトリ」。合併20周年を契機に、経済・社会・環境の3側面が調和した持続可能なまちづくりを推進するため、鴻巣市のまちづくりのシンボルとして、10月1日、「コウノトリ」を市の鳥に制定しました。
《10月25日(土)・26日(日)入館料を無料!》
▽市の鳥『コウノトリ』制定記念at天空の里
こうのとりマルシェ開催
会場:コウノトリ野生復帰センター「天空の里」
日時:10月26日(日)10時~15時
内容:
・市の鳥制定記念横断幕のお披露目
・市の鳥制定記念プロモーション動画のお披露目
・市の鳥制定記念ガチャ
・大阪関西万博出展SDGsブース体験
・先着50人にコウノトリ関連のお菓子をプレゼント(10時〜)
・まちのコイン「ブーケ」プレゼント ほか
※裏表紙にも関連記事があります
●プロモーション動画を上映
コウノトリを本市で飼育してから現在に至るまでのコウノトリの様子や、昔から関わりのあったコウノトリと本市のつながり、コウノトリをシンボルとして築いていくSDGs未来都市としてのこれからについて、5分程度のプロモーション動画を上映します。ぜひご覧ください!
◆コウノトリ制定4つの理由
[01]鴻巣の地名の由来の1つ
▽こうのとり伝説
鴻巣市と「コウノトリ」は古くから縁があり、市内にある鴻神社では、「コウノトリ」が産んだ卵を狙った大蛇を退治したことで、平和な日々が続いたとされている「こうのとり伝説」が伝わり、一説では、地名の由来とも言われています。
[02]まちなかにも
▽コウノトリ
市内の様々な場所で「コウノトリ」にちなんだモノを見ることができ、市民の皆さんになじみ深いものとなっています。
[03]コウノトリの飼育
▽「天空の里」オープン
令和3年10月に埼玉県こども動物自然公園から、国の特別天然記念物であるコウノトリを2羽譲り受け、飼育を開始しました。その後、オスは「空」メスは「花」の愛称で親しまれています。
[04]持続可能なまちを目指して
▽SDGs推進事業
令和5年8月に「人にも生きものにもやさしいコウノトリの里こうのす」を2030年の将来ビジョンとして掲げる「鴻巣市SDGs未来都市計画」を策定し、コウノトリをシンボルとしたSDGsのまちづくりを進めています。
■日本の特別天然記念物
《コウノトリの豆知識》
▽コミュニケーション
成長したコウノトリは鳴けないので、上下のくちばしを「カタカタ」と叩き合わせてコミュニケーションをとります。
▽食事
ドジョウ、フナといった魚類をはじめ、カエル、バッタなどの多様な生き物をエサにします。1日に500gものエサを食べます。
目:周りが赤い
くちばし:黒色で長さは21cm~25cm
足:赤色で細長い
体重:4~5kg
体長:約110cm
体:全身はほぼ白色で風切羽が黒い
生態:高い木の上に直径2mほどの巣をつくる
■コウノトリとわたしたち
まちの人々に、市の鳥制定にあたっての気持ちをインタビューしました。
▽空と花が教えてくれる、日々の変化
[天空の里飼育員 清水宏員さん]
空と花がエサを譲り合ったり、巣作りを工夫したりと、日々成長していく姿に心が動かされます。体調に気を配りながら愛情を込めて見守る日々は、自分にとって大切な時間です。市の鳥に制定された今、空と花の姿を通してコウノトリをより身近に感じてほしいです。
▽「鴻巣らしいお土産を」30年の想いが実を結んで
[サッシーのぐちさん]
コウノトリ商品を作り始めて30年以上。『鴻巣らしいお土産を』との声に応えて生まれたお菓子は、多くの方に親しまれるようになりました。市の鳥に制定されたことを誇らしく思い、これからもコウノトリとともに、まちを盛り上げていきたいです。
▽子どもたちが夢中になれるシンボル
[前原さんご家族]
家族でコウノトリを見に行った体験は、わが家の大切な思い出です。子どもたちも「たくさん見られて嬉しい」「とてもかわいい」と目を輝かせていました。コウノトリのイメージにちなんで、子育て世代に寄り添ったやさしいまちになってほしいと思います。
▽市民と育んだコウノトリの里
[NPO法人鴻巣こうのとりを育む会]
コウノトリが市の鳥に制定されたと聞き、胸が熱くなりました。地域の皆さんと力を合わせて環境を守り続けてきた歩みが、まちの誇りとして形になったことは大きな喜びです。これからも、人と自然が共に生きる鴻巣を目指して活動を続けていきたいと思います。
問合せ:総合政策課
【電話】(内線2237)
