しごと 『農業』で深谷を元気に

深谷市では、『儲(もう)かる農業都市ふかや』の実現を目指し、『農業』を核とした産業のブランディングを進めています。

■DEEP VALLEY Agritech Award(ディープバレーアグリテックアワード)2024最優秀賞『EF Polymer(イーエフポリマー)株式会社』を紹介!
◆世界的な水不足から生まれたアグリテック製品
EF Polymer株式会社は、深谷市が農業の課題を解決する技術(アグリテック)を集めるために開催した『Agritech Award 2024』で、『最優秀賞』と協賛企業賞の1つ『GRAND FARM(グランドファーム)賞』を受賞しました。沖縄科学技術大学院大学発のアグリテック企業で、農作物の収穫後に残る皮などの残渣(ざんさ)を原材料とし、化学物質を一切含まず、環境への影響を最小限に抑えた『EF(エコ・フレンドリー)ポリマー』と呼ばれる有機ポリマーを、世界で初めて開発した企業でもあります。
このEFポリマーは吸水性が非常に高く、土壌にまくことで大量に水分を吸水し、土壌が乾燥すると吸水した水分を放出するため、水不足などの厳しい環境下でも、農作物の安定した収穫が期待できます。そして、吸水・放出を半年間持続し、約1年かけて完全に土に還かえるため、環境への負荷が低く、さらに、土壌に溶け出した肥料も水分と一緒に吸収し、保持するため、農家の支出の多くを占める肥料にかかるコストの削減も期待できます。
今後、市内農家と連携し、このEFポリマーを使用した実証実験を目指すとともに、深谷市がパートナーシップを結ぶ、米国ノースダコタ州にあるアグリテック推進機関『GRAND FARM(グランドファーム)』でも、EFポリマーの実証実験が開始される予定です。

深谷市は、これからもさまざまなアグリテック製品やサービスの実証実験の実施を目指していきます。

※DEEP VALLEYの公式ホームページでは、深谷市のアグリテックに関するさまざまな情報を掲載しています。右記QRコードから、ぜひご覧ください!
※二次元コードは本誌P.28をご覧ください。