- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県深谷市
- 広報紙名 : 広報ふかや 2025年8月号
■対話と現場主義
日々の公務を通して、私は『人と会うこと』と『現場に行くこと』を大切にし、市民の皆さんの声に耳を傾けてきました。私にとって、人とお会いすることは楽しみであり、現場の声を聴くことは、多くの事を学ぶ機会でもあります。
市長に就任して以来、『市長と語る集い』や『中学生との対話会』などを含む市民の皆さんとの対話会を計628回実施し、約28,000人の方々と意見交換をさせていただきました。また、道路要望の現地訪問や企業訪問などを通して、約800カ所の現場にも足を運び、実際の状況を確認してきました。
これらの直接の対話や現地訪問は、地域の課題やニーズなどを把握し、より効果的な施策を進めていくための貴重な機会だと考えています。今後もこの取り組みを続けてまいります。また、行政計画の策定に当たっては、『パブリックコメント』を用いて、市民の皆さんから広くご意見をお寄せいただいています。さらに、市民、関係団体、学識経験者などからなる附属機関の意見も取り入れ、市民の皆さんの声や専門的な知見を反映させるよう努めています。
しかしながら、市民の皆さんの声をすべてお聴きすることは容易ではありません。そのため、ご意見やご提案をお寄せいただくための『市長への手紙』という制度を設けています。いただいた『市長への手紙』には全て目を通して、内容に応じて担当課に対応を指示しています。もちろん、『市長への手紙』に寄せられたご意見やご提案にすべて応えられるわけではありませんが、6月から開始した『オンライン医療相談』は、皆さんの声を反映させた事例の一つです。
これからも徹底した対話と現場主義を貫いて、市民の皆さんの声をしっかりと市政に反映させてまいります。
深谷市長 小島 進