文化 [特集] 戦後80年 渋沢栄一と平和 ~人形を通じた平和への願い~(2)

■市内図書館でも貸し出しています アニメーション映画『青い目の人形物語』
『青い目の人形物語』は、平成7年度に、戦後50年を記念し、埼玉県平和資料館オリジナル作品として制作された約35分間のアニメーション映画です。
この映画では、越谷市立大沢小学校に現存している人形『ワーテラ・ヘズ(マーサ・ヒース)』をモデルに、戦時中、敵国の人形として焼かれたり、壊されたりと悲しい運命をたどったものも多い青い目の人形と、それを守ろうとした人たちの姿を通して、戦争の時代を生きた人々の苦しみや悲しみが描かれています。
青い目の人形を取り巻く当時の状況を知ることができますので、ぜひご覧ください。また、非核平和推進パネル展の特別展示として、『青い目の人形物語』のセル画写真を展示します。

[非核平和推進パネル展]
とき:8月21日(木)~25日(月)午前10時~午後7時(25日(月)は午後5時まで)
ところ:アリオ深谷2階レストラン街前イベントスペース
内容:広島・長崎原爆投下直後の写真パネルや戦争関連資料、『青い目の人形物語』のセル画写真の展示

問い合わせ:秘書課
【電話】574-6631

この映画を通じて当時の状況を知り、戦争の悲惨さ、そして平和の尊さを感じていただければと思います。
埼玉県県民生活部県民広聴課 企画担当(埼玉県平和資料館駐在)主幹 大屋聡佐(おおやそうすけ)さん

◆埼玉ピースミュージアム〈埼玉県平和資料館〉
ところ:埼玉県東松山市岩殿241-113
埼玉県平和資料館は、県民に戦争の悲惨さと平和の尊さを伝えるため、平成5年に開館した県の施設です。館内には、県民と戦争との関わりが理解できる『常設展示』や、戦時中のある1日を疑似体験できるコーナーなどがあり、風化しつつある戦争の体験を次の世代に引き継いでいます。
また、上記で紹介した『青い目の人形物語』を毎日上映しています。入館無料となっていますので、ぜひ夏休みを利用してお出掛けください。

問い合わせ:
【電話】0493-35-4111
開館時間:午前9時~午後4時30分(最終入館は午後4時まで)
※開館日や行事案内など、詳しくは埼玉県平和資料館ホームページ(右記QRコードからアクセス)をご覧ください。
※二次元コードは本誌P.5をご覧ください。

◆今年は戦後80年平和祈念黙とうにご協力ください
8月6日(水)・9日(土)は、広島および長崎に原爆が投下されて80年目の『原爆の日』です。原爆でお亡くなりになられたかたのご冥福と恒久平和の実現を祈念するため、市民の皆さんも原爆投下日時(8月6日(水)午前8時15分・8月9日(土)午前11時2分)の黙とうにご協力をお願いします。

◆非核平和推進関連映画DVDを市内図書館で貸し出しています
市内図書館では、『青い目の人形物語』のほかにも非核平和に関連する映画作品のDVD貸し出しを行っています。平和学習などにぜひご利用ください。
[貸し出し中の作品]
※図書館により貸し出し作品が異なります。
・男たちの大和
・飛べ!ダコタ・硫黄島からの手紙
・この世界の片隅に
・夕凪の街 桜の国
・青い目の人形物語