- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県深谷市
- 広報紙名 : 広報ふかや 2025年9月号
市では、市民、地域、大学、企業、行政などのさまざまな主体が、それぞれの強みを生かしながら連携して地域を支える『協働のまちづくり』を推進しています。この特集では、『協働のまちづくり』の取り組みの1つとして、市民の皆さんの営利を目的としない自発的な活動(市民活動)を応援するために、市が実施しているさまざまな事業を紹介します。
■市民活動とは
◆自分(自分たち)だけのためではなく、みんなのためにする活動
ボランティア活動をはじめ、市民の皆さんの自主的な参加によって行われる自発的な活動で、営利を目的とせず、多数の市民の利益の増進に寄与することを目的とする活動です。
例えば…地域の清掃活動、こども食堂の運営や不登校支援、福祉施設での楽器演奏やイベント支援など
「市民活動を始めてみたいけれど、どうやって始めればいいの?」
■応援事業 1
〈市民活動の応援拠点〉市民活動サポートセンター
市民活動サポートセンターは、NPO法人やボランティアといった公益的な活動など、これから市民活動を始めようと考えているかたからの相談を受け付けています。また、新たに活動を始めた市民活動団体の登録も受け付けています。
◎活動場所や情報をサポート
▽市民活動団体として登録するメリット
(1)センターの会議室やロッカーなどの設備が利用できます。
(2)センターのホームページなどで団体の活動をPRできます。
(3)登録団体同士の交流など、さまざまな情報交換ができます。
登録するとさらにメリットが!
↓
■応援事業 2
〈サポートセンター登録団体対象〉物品貸出制度
市民活動サポートセンターの登録団体を対象に、市の物品(机、折り畳みの椅子、テントなど)を無料で貸し出す制度です。
貸し出しできる物品の一覧表は、市民活動サポートセンターに登録された団体に配布をしています。
◎活動に使う物品をサポート
市民活動に関する問い合わせ:市民活動サポートセンター
(市社会福祉協議会内・本住町12-8)
【電話】573-6563
ホームページで登録団体の活動紹介などを行っています
「みんなのためにやってみたい事業・企画があるけれど、お金が足りない…」
■応援事業 3
〈新しい事業・企画へのチャレンジを応援〉クラウドファンディング利用手数料支援
◆クラウドファンディングとは
実現したい事業・企画の夢や思いを、インターネットを介して発信することで、それに共感した不特定多数の人から、少額ずつ資金を集める資金調達制度です。
市では、深谷市内を活性化する事業・企画を実施するためにクラウドファンディングを利用する場合、利用手数料の3分の1(上限5万円)を補助し、事業・企画の実現を応援しています。
対象者:市税に滞納がなく、次のいずれかに該当するかた
(1)市内在住でクラウドファンディング企画実施に当たり協力者が複数いる個人
(2)所在地が市内にある団体または企業
対象事業:次のすべてに該当する事業
(1)社会貢献活動であると認められる
(2)深谷市内の活性化につながる
(3)クラウドファンディング実施前に市に相談したもの
(4)市が指定するクラウドファンディングサイトを利用する
(5)『ALL or Nothing(オールオアナッシング)』方式(目標額を達成した場合のみ支援金を受け取れる)で実施するもの
※申請方法など、詳しくは市ホームページでご確認ください。
◎資金調達をサポート
◆過去のクラウドファンディング挑戦例(1)
概要:埼玉県北部に絵本専門店がないため、元保育園園長が、深谷市内に絵本専門店をつくり、こどもの心の成長に欠かせない絵本の魅力を多くの人に伝えるプロジェクト
目標額:100万円
期間:令和6年11月1日~12月15日
調達資金:155万6,000円(目標達成)
◆過去のクラウドファンディング挑戦例(2)
概要:食品ロスの削減や、農家の支援につなげるため、形が悪いなどの理由で廃棄される不形成野菜を、深谷の漬物技術を使って保存のきくピクルスにして販売し、深谷市産の野菜の魅力を、ピクルスを通じて全国に発信するプロジェクト
目標額:30万円
期間:令和2年10月24日~12月20日
調達資金:33万6,000円(目標達成)
「イベントを開催したいけれど、出演してくれる人っていないかな?」
■応援事業 4
〈”技”術で”活”躍する人がいます〉技活‐わざかつ‐(人材バンク)
◆技活とは、さまざまな分野(言語・歴史・芸術・文化・健康・スポーツなど)で専門知識・技術を持つ皆さんを『技人(わざびと)』として紹介する制度です。イベントへの出演や講演会などをお願いしたい依頼者と技人を、市が仲介してつなげます。
依頼を希望するかたは、技活サイトで技人を選び、『この技人を紹介してほしい』を押して、紹介依頼フォームから必要項目を入力して紹介依頼をしてください。
◆技人を紹介する『技活サイト』
◎活動に呼べる人材をサポート
※二次元コードは本誌P.5をご覧ください。
■技活冊子2025-2026ができました!
『技活冊子2025-2026』では、技人を絵画・イラスト、スポーツ・ダンスなどの分野ごとに紹介しているほか、『できること』として講義、教室、実技、製作に分けて実施の可否を掲載しているので、依頼内容に合う技人を簡単に探せます。冊子は、市役所本庁舎や各公民館などで配布しています。
問い合わせ:協働推進課
【電話】574-6658