- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県蕨市
- 広報紙名 : 広報蕨 令和8年1月号
市民とともに未来へ飛躍するまち蕨 暮らしの安心と活力あるまちづくりを前進
■暮らしやすく温かいまち蕨 地域力がまちへの愛着育む
[市長]山舘さんはどういったきっかけで音楽の道を選んだのですか。
[山舘]私は岩手県出身で、高校時代に合唱に出会いました。県代表として東北大会に出場したときのことです。会場の隅で最後の練習をしていると、急に楽譜から音符が飛び出し、音が渦を巻いているような感覚に陥り、感動で涙が止まらなくなったんです。音楽を深く勉強し始めたのはそこからです。その後、音楽教師を目指して大学に進学。そこでオペラの魅力にはまって上京し、今に至っています。
[市長]心の琴線に触れる体験だったのですね。山舘さんがけやき文化賞の受賞スピーチのなかで、「音楽は究極的には愛と平和です」とおっしゃったのも印象的でした。
[山舘]例えば、11月にお二人に来ていただいたコンサートは明るく軽快なオペレッタでしたが、そこにも実は、人類愛や友愛といった、作曲家が本当に伝えたいメッセージが込められていました。そうした愛や平和への思いは世界中の音楽家に共通するものだと感じます。
[市長]すばらしいですね。昨年、戦後80年・蕨市平和都市宣言40周年を記念し、また、蕨が音楽のまちであることから、平和コンサートを行いましたが、音楽は市民の心を豊かにし、まちの魅力を高めるとともに、世界に響く大きな力を持っているとあらためて感じました。
[議長]山舘さんは蕨にお住まいになって30年以上になるそうですが、蕨の魅力をどう感じていますか。
[山舘]電車でも自動車でも交通の便が良く、お店もたくさんある、そして、コンパクトだからこそ、人と人とのつながりやコミュニティの温かさを感じるまちだと思います。私は田舎の出身ですが、蕨には故郷に近い、隣近所どうしの温かさを感じます。一度住むと、長く住み続けたくなるまちですね。
[市長]お話のとおり、高い利便性に加え、コミュニティの強さや豊かな歴史、文化を持つのが蕨の魅力です。また、蕨ではたくさんのイベントが市民主体で開催されていて、それが子育て世代など、若い世代にとって魅力となり、その地域力がまちの強みになっています。
[議長]元気な女性が多いのも蕨の特長ですね。蕨のコミュニティを支える力の一つだと感じますし、そうした皆さんから、これからの地域社会における新しい蕨の魅力が生まれることを期待しています。
■市民の皆さんと力を合わせ 更に住みよいまちづくりを
[市長]山舘さんは今年、どんな年にしていきたいと思っていますか。
[山舘]音楽家として、今年も音楽と真摯に向き合っていくことは変わりません。また、できればチェンバーオーケストラ蕨の演奏機会を増やしたいと思っています。いつか、地元のオーケストラや合唱団など、蕨の音楽家による、オペラを上演するのが私の夢です。
[市長]それはすてきですね。今年は蕨の文化芸術の拠点である市民会館のコンクレレホールがリニューアルされますので、市民の皆さんに大いに活用してほしいですね。
[山舘]市民としても音楽に携わる者としても、とても期待しています。お二人の今年の抱負は。
[議長]今年も引き続き、開かれた議会を目指して活動を進めます。『議会だより』の発行や議会報告会をYouTube(ユーチューブ)で配信するなど、さまざまな媒体で広報していますが、私たちがもっとまちに出て、市民の皆さんと話す機会を持ちたいと思います。また、個人的には、生活習慣病予防からいきいき百歳体操などの介護予防まで、世代を通じた健康づくりの仕組みの充実に関わっていきたいですね。
[市長]今年も蕨のすばらしいコミュニティの力を生かした住みよい、活力あるまちづくりを着実に前進していきたいと思います。安全安心のまちづくりでは、引き続き社会インフラの耐震化など防災対策や防犯対策の強化、蕨戸田衛生センターのごみ焼却施設の復旧とリチウムイオン電池等の更なる安全対策を進めていきます。子育て・教育では、自然と触れ合える公園やボール遊びができる公園の整備、学校トイレの全面リニューアルなど更に充実します。また、健康づくりにも力を入れ、「スマートウエルネスシティ」の推進や市立病院の移転建替えに向けた取組を進めます。にぎわいづくりでは、中山道の「にぎわい交流拠点」の整備や第4期「蕨ブランド」の認定のほか、来年夏の完成に向けて蕨駅西口再開発事業を支援し、再開発で整備される新図書館は、駅直結で利便性が高く、皆さんが豊かな時間を過ごせる空間にしていく考えです。
[山舘]重要な一年になりますね。
[市長]市民の皆さんのまちへの愛着が高く、自分たちのまちを自分たちの手で良くしようという意識が高いことが蕨のいちばんの財産です。今、激動の時代にありますが、今年も市民の皆さんと力を合わせ、蕨らしい魅力があふれる、住みよいまちづくりを更に進めるとともに、蕨の未来への飛躍に向けて、市長として先頭に立って、全力を挙げていく決意です。
[一同]それでは今年1年、皆さんにとって良い年でありますように。
■更に魅力あるまちづくりを進めるため 今年も市政の推進に全力を尽くします
蕨市長 賴髙 英雄(よりたか ひでお)北町在住・62歳
■便利で暮らしやすく人の温かさがある 長く住むほど蕨の魅力を感じています
山舘 冬樹(やまだて ふゆき)さん
68歳。岩手県出身。宮城教育大学卒業後、東京声専音楽学校(現・昭和音楽大学)オペラ研究科修了。平成3年、渡伊。帰国後、多くのオペラ指揮で活躍。令和元年、昭和音楽大学教授就任。令和5年、同大学客員教授。蕨市音楽家協会副会長、チェンバーオーケストラ蕨音楽監督、蕨市施設管理公社評議員
■市民の皆さんに開かれた議会を目指し 行政と連携してまちづくりを進めます
蕨市議会議長 大石 圭子(おおいし けいこ)塚越在住・68歳
問合せ:福祉総務課
【電話】433・7753
