くらし 【特集】新春座談会(1)

令和8年。新しい年を迎えました。今回の新春座談会では、昨年の出来事を振り返りながら、今年1年の市政や今後のまちづくりをどのように進めていくのか、賴髙英雄(よりたかひでお)蕨市長と大石圭子(おおいしけいこ)蕨市議会議長、蕨市在住の音楽家で指揮者として活躍する山舘冬樹(やまだてふゆき)さんの3人が語り合いました。

■市民の暮らしを支える市政 蕨の発展に向け大きく前進
[市長]山舘さんには日頃から、蕨の「音楽によるまちづくり」にご尽力いただきありがとうございます。昨年は、芸術・文化の向上と発展に貢献されたご功績に対し、蕨市けやき文化賞を受賞され、ますますご活躍された1年でしたね。
[山舘]ありがとうございます。けやき文化賞の受賞は、本当に思いがけない喜びでした。
[議長]おめでとうございます。あらためて昨年はどんな年でしたか。
[山舘]賞をいただいたことで、活動の大きな節目の年となりました。昨年も音楽大学で教鞭べんを執る傍ら、市内ではチェンバーオーケストラ蕨の定期演奏会や音楽鑑賞教室、わらびクラシックフェスタに指揮者として出演しました。音楽の専門家として、さまざまな形で地域のお役に立てるのはうれしいですね。お二人はどんな年でしたか。
[市長]市政の原点は市民の暮らしを支えることだという思いから、市独自の物価高騰対策として、プレミアム付きデジタル商品券事業を実施し、家計の応援と地域の消費活性化を進めたほか、学校給食費負担軽減事業など、子育て世帯の支援も引き続き力を入れました。また、防災対策では、上下水道や橋りょうなど社会インフラの耐震化や長寿命化、災害用備蓄品の拡充などを進め、防犯対策では、昨年度から家庭用防犯カメラの設置費補助やまちなか防犯カメラの増設をしたのに加え、今年は飲料メーカーと協定を結び、防犯カメラ付き自動販売機を設置し、蕨駅周辺で夜間の青色防犯パトロールを新たに行うなど取組を強化しました。
[山舘]住む人が安全安心に暮らせるように、いろいろな対策が進んでいるのはありがたいですね。
[市長]また、にぎわいづくりでは、蕨駅西口再開発事業に加え、中山道に「にぎわい交流拠点」の整備を進め、民間機能施設としては「コメダ珈琲店」が2月にオープンするほか、蕨ブランドなどを販売する物販施設や広場機能も整備していきます。
[議長]蕨駅と中山道をつなぐにぎわいが、更に塚越や南町など、市全体にまで広がるといいですね。山舘広場で演奏会を行うなど、我々も力になれたらうれしいです。
[市長]子育て・教育では、留守家庭児童指導室の増設や子どもたちが絵本に触れ合えるセカンドブック事業の実施、ICT教育環境の更なる充実に向けた「DXルーム」や、不登校生徒の居場所づくりと学習支援を行う「e-sta(エスタ).」の中学校全校への整備などを進めました。また、先ほどお話にもあった、チェンバーオーケストラ蕨による小学6年生の音楽鑑賞教室に昨年も出演していただきましたね。
[山舘]生の音楽が響き合う空間に身を置くという体験は、子どもの情操教育として貴重です。今後もぜひ続けてほしいと思います。
[議長]子どもたちのための施策として、不登校生徒支援の「e-sta.」や塚越地区の「日本語特別支援教室」など、私も以前から期待していた施策が実現し、うれしく思っています。
[市長]更に、市民誰もが健康で幸せを実感できるスマートウエルネスシティへの取組を本格化させ、「蕨あるこうキャンペーン」で市民のウォーキングの輪が大きく広がるとともに、特定健診の無料化やがん検診の拡充など、各分野で着実に市政を推進した1年でした。
[議長]昨年7月に蕨戸田衛生センター火災が発生し、ごみ収集が3日間停止した際には、私たち議員もすぐに、地域の皆さんとともにごみステーションへの張り紙や声かけなどに動きました。大きな混乱は起きず、蕨のコミュニティの強さをあらためて感じた年でした。
[市長]市民の皆さんがこの状況を自分ごととして捉え、行動した地域力がすばらしいと思いました。私も発生直後から、県知事や他の自治体の首長にごみ受け入れの協力を直接お願いし、早期の収集開始を図ることができました。
[議長]また、9月には議会として、市役所を訪れたデフリンピックPRカーを迎えて大会を応援することができ、11月には第10回議会報告会を南公民館で開催しました。次回は北町地区で開催予定です。
[山舘]お二人とも充実した1年だったのですね。

[令和7年市政トップ10]

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