子育て 〔特集〕こどもまんなか入間市こども計画(2)

■「こどもまんなか」施策をいくつか紹介
▼こどものやりたいこと、やるべきことを守るために「ヤングケアラー支援」
ヤングケアラーの問題は、家庭内のデリケートな問題であることから表面化しづらく、潜在化しやすくなっています。しかし、日常的に過度なケアを行うことで、こどもの生活や将来に影響が出てしまいます。そのため、家庭において決定権を持たないヤングケアラーの支援のために、入間市ヤングケアラー支援条例を制定し、社会全体でこどもの成長を支えていきます。

▼妊娠期から切れ目なく支援するために「こども家庭センター」
「こども家庭センター」は、以前の「子育て世代包括支援センター(いるティーきっず)」と「子ども家庭総合支援拠点」を一体化したもので、妊産婦や子育て家庭、こどもからの妊娠・出産・子育て等の相談に応じます。妊娠期から関わり、関係性を築きながら、切れ目なく、漏れなく包括的な相談支援を行います。

▼こどもがのびのび過ごすために「こどもの居場所づくり」
入間市には、こども食堂や学習支援等を行う方・団体がたくさんいます。市は、地区センターなどの場の提供を通じて、このような居場所づくり・遊び場づくりを行う活動に協力します。また、団体等と連携し、青少年活動センターや地区センターなどでの居場所づくり事業や公園整備を通じて、居場所づくり・遊び場づくりを行っていきます。
市内には民間団体の「こども食堂ネットワークいるま」が存在。さまざまなこどもの居場所づくり、遊び場づくりに取り組む多くの団体が加入しています。

■こどもの意見を大切にします
こどもの意見表明や意見聴取は、社会への影響やこどもの最善の利益の実現においても重要であり、こども基本法では、意見を表明する機会や社会参画の機会の確保を基本理念の一つとしています。

▼計画策定時にも、こどもや子育て当事者から意見聴取!
•アンケート調査
•子育て支援施設の利用者等へのヒアリング
•パブリックコメントにおけるやさしい版・もっとやさしい版の作成
•審議会への若者の登用

これからも、こどもとともにまちづくりを進められるように、こどもの意見形成や意見表明に関する効果的な取組について実践しながら検討を進めていきます。

■もっと「こどもまんなか」なまちに!入間市こども・子育て審議会委員を募集中!
▼入間市こども・子育て審議会とは…
若者含め広く「こども」について調査審議する場であり、また、「入間市こども計画」の進行管理を行う重要な場でもあります。公募委員のほか、こども・子育て支援に関する事業の従事者や学識・知識経験者によって構成されています。
現在、こどもまんなか社会の実現に向けて、さまざまなテーマで広く意見を伝えていただける方をお待ちしています。応募の詳細は市公式ホームページをご覧ください。
任期:令和7年7月1日~令和9年6月30日
対象:市内に在住・在勤・在学で、応募日時点で18歳以上の方
締め切り:令和7年6月10日(火)必着

▼もっと“こども”に近い目線で~現委員のコメント~
社会福祉を学ぶ大学生の私が公募委員に志願したのは、「こどもたちが夢に向かって頑張ることができる入間市にしたい」との思いからでした。策定に携わった「入間市こども計画」は市内のこどもと子育て家庭が対象です。その責任の重さを感じつつ、検討を重ねるとともに、子育て世代の方々にもアンケート調査を行い、悩みや課題を再整理してきました。
関心のある方はぜひ応募してください。

「こどもたちが、家庭や学校、公園や地区センターなど、地域の中で生き生きと過ごすことができる。」「子育て家庭が、喜びや楽しさを感じながら、安心して子育てができる。」そのような「未来の原風景」のために、100年後の未来を見据えて、こどもや子育て家庭にやさしいまちづくりを進めていきます。

問い合わせ:こども支援課