くらし 〔特集〕高齢者の“心”と“体”を元気にする新発想 eスポーツで健康革命!(2)

“やってみたい”から“やってみた”地域をご紹介
“やってみたい”から“やってみた”へ

■住民の声から実現したeスポーツの居場所づくり
藤沢地区では、地域ケア会議※の中で、近年「人と人との関係性が希薄になっている」、「自然に得られる情報が少ない」という地域課題を認識していました。
※地域ケア会議…いつまでも住み慣れた地域で暮らし続けられるためには何が必要か、地域住民や介護関係の専門職が参加し、地域の課題や強みを見つけ、共有する会議

▼令和6年3月「つながるeスポーツ~eとこeときeみらい~」に藤沢地区の住民が多数参加
○入間市初のeスポーツイベントに参加した藤沢住民たちの声
「とっても楽しかった!」「世代を超えた交流ができるね!」「子どもがやるものだと思ってたけど、大人も楽しめるね!」「もっとやりたかった!」
「藤沢地区でもeスポーツをやってみたい!」「eスポーツは子どもも大人も一緒に楽しめるし、人と人とのつながりが生まれるね。」「人が集まったら、情報も集まってくるかもしれない。地域課題の解決に一役買うかもしれないよ!」

地域の課題と住民の声がマッチング

eスポーツに期待できる「人とのつながり・多世代交流・地域活性化」に注目!!

▼令和6年7月「藤沢地区でeスポーツを広めるには」話し合いスタート
話し合いには高校生も参加!

Step1 まずは、話し合いのメンバーや地域住民でやってみよう。
市のゲーム機を貸出

Step2 もっと多くの人に知ってもらおう。
藤沢地区内で体験会を6回計画・実施

Step3 みんなが楽しめた!定期開催したい。でも操作に不安。高校生の力を借りよう!

■令和7年7月から藤沢地区センターにeスポーツを活用した居場所「eスポーツクラブ!」が定期開催で実現!ぜひご参加ください!
開催日時:第2・第4水曜日15:00~16:30
共催:元気が出るふじさわ未来ネット藤沢地区センター
協力:日々輝学園高等学校 地域と学校の協働

問い合わせ:藤沢地域包括支援センター
【電話】2960-6307

■学生ボランティア活躍中!
デジタルがちょっと苦手な高齢者と、デジタルに慣れた学生たち。実はこの組み合わせ、とっても相性がいいんです。
学生が操作を教えることで、自然と色々な世代がつながり、楽しい交流が生まれています。地域では、中学生や高校生、看護学生など、たくさんの学生ボランティアが活躍中。「こうやるといいですよ」と言葉を選びながら、やさしく教えてくれるその姿に、思わず笑顔がこぼれます。苦手なことは、得意な人にお願いする――。そんな、支え合える関係づくりにも、eスポーツはぴったりです。

■9月は認知症月間です!
・eスポーツは脳の活性化にも効果的
高齢社会の今、認知症は誰もがなり得る時代となっています。
認知症になったら新しいことは覚えにくくなりますが、それ以前に覚えたことは忘れにくく、何もできなくなるわけではありません。オレンジ色は認知症啓発のシンボルカラー。市では、認知症月間に市内各地をオレンジ色で飾るオレンジガーデニングプロジェクトを実施しています。

入間市は、eスポーツをゲームの枠を超えた、高齢者を元気にする、誰もが一緒に楽しめる新たなツールとして捉えています。eスポーツは、コミュニケーションツールでもあるため、高齢者の健康増進や社会参加を促し、地域コミュニティを活性化するなど、さまざまな機会に活用が期待できます。

人々をつなぎ、地域を元気にする力を持つeスポーツ。多世代が交流し、地域が活性化し、新たな価値が生まれる未来を目指していきます。

新しい楽しみが、いつの間にか毎日の元気の源に。あなたも“eスポーツで健康”、はじめてみませんか?

問い合わせ:高齢者支援課