文化 れきしてらす通信 mini

■〔コラム〕黒曜石(こくようせき)
黒曜石は、マグマが急速に冷えてできた火山岩の一種です。名前のとおり黒色で、ガラス成分でできているため、割れやすく、鋭利になる特徴があります。旧石器・縄文・弥生時代では、ナイフや矢じりなどに使っていました。
黒曜石は限られた場所のみで採掘され、県内に産地はありませんが、市内の遺跡でも出土しています。出土した黒曜石を分析すると、長野県や伊豆諸島の神津島(こうづしま)で採掘されたものでした。当時の人々が広範囲にわたって交流していたことが分かります。
このように、遺跡の発掘調査は、当時の生活の様子を伝えるだけでなく、活動範囲を知る上でも重要な手掛かりになります。

■常設展示 新しいパネルを追加
黒曜石の解説パネルを追加します。パネルでは、市内の遺跡から出土した黒曜石を、産地の地図などで紹介しています。

■市指定有形民俗文化財 片山富士を無料公開
江戸時代に富士山信仰により作られた塚です。当日は、市観光ボランティアガイドが解説します。
日時:4月8日(火)、午前10時~午後2時〔雨天決行〕
場所:法臺寺(道場1-10-13)

■睡足軒の森 市民呈茶
日時:4月17日(木)、午前10時~主菓子がなくなるまで※当日受付順
費用:500円
協力:新座市茶道連盟

問合せ歴史民俗資料館(【電話】048-481-0177)
※4月の休館日は、毎週月曜日、29日(火・祝)、30日(水)