スポーツ 大活躍! 三郷市出身、バスケットボール 山崎稜選手

昨年5月にBリーグチャンピオンシップMVPに輝き、11月にFIBAアジアカップ2025予選で日本代表となった山崎選手。この度、三郷市とのつながりや競技への想いについて伺いました。山崎選手の活躍に、ぜひご注目ください!

■プロフィール
1992年生まれ(32歳)。小学2年生で観戦した試合に影響を受け、バスケットボールを始める。
・2005年
高州小学校卒業(地元のミニバスケットボールクラブに所属)
・2008年
南中学校卒業(バスケットボール部に所属)
・2011年
昌平高等学校卒業後、スラムダンク奨学金の奨学生としてアメリカ合衆国へ渡る。
・2013年
プロチームで練習生となる。
その後、複数のチームに所属。
・2023年5月
広島ドラゴンフライズへ移籍
・2024年5月
BリーグチャンピオンシップMVP
・2024年11月
FIBAアジアカップ2025予選で日本代表選出

■三郷市でバスケットボールに打ち込まれていた当時の思い出は
小学6年生で初めて挫折したことを覚えています。自分は上手いと思っていたのに選抜選手に選ばれず、とても悔しかったです。「今後選ばれるためにはもっと上手くなるしかない」と思い、さらに練習に励みました。

■練習生時代、働きながらバスケットボールをされていたとのことですが
練習生のときは給料がなかったので、働かなければなりませんでした。朝にウエイトトレーニングをした後、ハンバーガーチェーン店で働き、夜に練習に向かう日もありました。今振り返るとすごい生活をしていましたね。ただ、元々楽観的な性格なこともあり、やめたいと思うことはなかったです。どんなときも「だめでも次がある、何とかなる」と考えるタイプですね。

■目覚ましい活躍をされていますが現在の心境は
自分自身が今まで歩んできた道が結果として実ったことに、大きな達成感を感じています。プレッシャーや緊張は一切感じておらず「高いレベルまでついにきたんだ」という気持ちです。

■バスケットボールに打ち込むこどもたちへのアドバイス
才能や所属しているチームの強さよりも、とにかく練習を続けることが大切です。また「これなら誰にも負けない」という、自分の得意なプレーを見つけて、磨いてみてください。今後バスケットボールを続けていると、それが必要になるときがきっとくると思います!

■今後の展望は
日本代表に選出されたときは、自分の納得できるプレーができなかったので、再挑戦したいです。
また、自分のチームは昨シーズンにBリーグで優勝しましたが、自分たちの実力だけで得た結果ではないと感じています。今後も練習を続け、圧倒的な強さで勝ち進んでいきたいです。

■市民の皆さんへのメッセージ
三郷市でバスケットボールを始め、Bリーグで優勝し、日本代表まで上り詰めることができました。皆さんに少しでも勇気を与えられたら嬉しいです!

◇コラム 山崎選手のウイングスパンにも注目
ウイングスパンとは、両腕を水平にしたときの、片方の指先から反対の指先までの長さのことです。一般的には身長と同じくらいですが、山崎選手の場合は、身長183cmに対しウイングスパンは195cm!こどものころから長かったという腕を武器に、活躍されています。

■南中学校バスケットボール部顧問(当時) 山口先生からメッセージ
山崎選手は、当時からバスケットボールへの熱意にあふれ、部活動で行う練習内容について「この練習は何を目的としているのか、試合にどう活いかせるか」といった質問をすることが多かったです。また、そのころNBAを目指していたため、プレーだけでなく英語の授業にも一生懸命取り組んでいました。
現在の輝かしい成果は、山崎選手が自分がすべきことをブレずに続けた結果だと思います。私が山崎選手の指導に関われたことを誇らしく感じるとともに、活躍する姿に勇気をもらっています。

問い合わせ:広報広聴課
【電話】930-7762