スポーツ キラリ☆つるびと30

広瀬泰高(ひろせやすたか)さん
広瀬陽子(ひろせようこ)さん(空手道剛柔流)
令和6年一般社団法人全日本空手道剛柔会 全国大会型分解組手の部 2位

▽空手と出会い、競技者へ
広瀬泰高さんと陽子さんが空手道剛柔流に出会ったのは、お子さんが空手を始めたことがきっかけでした。お子さんとともに、陽子さんが空手の世界の門を叩きます。
そのころ泰高さんは、趣味でマラソンをしていました。しかし、体調の変化を機にマラソンから離れ、家族と空手に関わる中で、ともに競技者としての道を歩み始めることを決意したそうです。

▽距離感と緊張感が鍵
広瀬夫婦が全国大会で2位となった「型分解組手」について、夫婦は「一人で仮想の相手に対して行う『型』とは違い、実際に二人で攻防を行う種目のため、相手との距離感や呼吸を合わせることが重要」と語ります。特に陽子さんは「まずは技を正確に理解し、実際に対峙している緊張感を常に持つこと」を意識して練習したそうです。

▽夫婦で取り組むことの強み
夫婦でやってよかったこととして、陽子さんが「心から安心して競技に取り組むことができるので、技の理解やタイミングの調整など、コミュニケーションもとりやすかった。大会当日も落ち着いていられました」と語ってくれました。
大変だったことを伺うと、夫婦ともに「体格差がある中での攻防なので、お互いが正しく技を掛けられるように調整するのが大変でした」とのこと。
緊張感の中にある相手への安心感や信頼が、夫婦で全国大会2位を勝ち取った秘訣なのかもしれません。

▽地域への恩返し
現在は競技者としてだけでなく、指導者としても活動する泰高さん。「空手を通じて健康になり、人としても成長できた。今度は指導者として、空手をやって成長した、やってよかったと思えるこどもたちを増やしたい」との思いで、空手サークルの講師を務めています。陽子さんもその思いは同じで、9月下旬に指導員資格を取得したとのこと。「自分たちが受けたたくさんのプラスのできごとを、次の世代に伝えていきたい」と、強く意気込みます。
人生を楽しみ、豊かに生きるための空手をするため、また、空手の魅力を広めるために、広瀬夫婦は前へ進み続けます。