- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県鶴ヶ島市
- 広報紙名 : 広報つるがしま 令和7年8月号
佐藤結菜(さとうゆうな)さん(ヒップホップダンス)
新町小学校卒業、西中学校1年生
KONAMIJ.B.STAR所属
2024WORLD HIPHOP DANCE CHAMPIONSHIPバーシティ部門2位、JVメガクルー部門2位
▽世界大会で獲得した銀メダル
大会出場から銀メダル獲得へ至るまでの道のりについて、「自分より年齢もレベルも上の人たちの中で、レギュラーになるのに精一杯で大変でしたが、周りのチームの皆さんに助けられて、こうしてメダルを獲ることができたと思っています」と振り返ります。2部門での銀メダル獲得は、「とにかくうれしかった」と笑顔を見せました。そんな結菜さんのダンス生活は、お姉さんへの憧れから始まりました。
▽ダンスをやりたい
始めたきっかけについて、「姉がダンスをやっていて、幼稚園のころから自分もやりたいと思っていました」と語る結菜さん。実際に始めたのは、小学2年生のときで、お姉さんがダンスを始めたのと同じ年齢でした。その理由は、本当にダンスが好きでやりたいのかをお父さんが見極めたかったからだそうです。結菜さんのダンスへの思いは、幼稚園のころからずっと変わることがありませんでした。ダンスは好きですか?と質問したところ、「はい、好きです」と即答してくれました。
▽磨き続ける自分だけのダンス
ダンスのやりがいについて、「人前に立って自分のパフォーマンスを表現できるところ」だと話す結菜さん。「ダンスに表情をつけるのが難しいです。先輩の踊りを参考にしながら、自分なりに考えて、練習のときから意識して取り組んでいます」という結菜さんですが、苦労や努力しているところについては、多くを語りません。しかし、「代表選考がかかる場面では『絶対に落ちたくない』と言って、家ですごく練習していました」と、お父さんがこっそり教えてくれました。努力を表に出さず、胸に熱い思いを秘めながらひたむきにダンスに向き合う姿勢が、結菜さんの強みなのかもしれません。
▽今年の世界大会で目指すもの
広報紙が皆さんのお手元に届くころ、結菜さんは今年の世界大会の真っ只中。ジュニア部門・JVメガクルー部門の2部門に出場しています。「今年はみんなを引っ張る立場として、自分のベストパフォーマンスができるように頑張りたいです」と強く意気込み、「今年も表彰台に立ち、メダルを獲りたい。その位置は、表彰台の真ん中。金メダルを獲りたいです」と、昨年を上回る結果を目指します。結菜さんのダンスは、きっと世界の大舞台でも特別な輝きを放っていることでしょう。