- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県三芳町
- 広報紙名 : 広報みよし 令和8年1月号
■感動を次の一歩へ。
町長:さて、6つの取り組みを通して、皆さんはそれぞれ大きな感動や学びを得てきました。驚きや悔しさ、戸惑い、そして気づき―その一つひとつが、皆さんの中に確かな変化を生んでいると感じました。
では、皆さんはその感動、経験をどう生かしていきたいと考えていますか?
○防災キャンプ
災害が起きたときにどう行動すればいいのか、避難所で何に気をつけるべきかを考え、学校を一番知っている自分たちがリーダーとなって地域の人たちの助けに入りたいと感じました。また、今後は防災キャンプの体験を学校などで伝え、防災意識を町全体に広げていきたいと思います。
○オーストラリア派遣
英語が通じなくて悔しかったけれど、その悔しさが「もっと学びたい」に変わりました。将来、学びを続けて、世界とつながる進路にも挑戦したいです。
また、自分がした経験を周囲にシェアし、視野を広げていきたいです。
○マレーシア派遣
現地で交流して、言葉が完璧じゃなくても“伝えようとする姿勢”が大事だと分かりました。これまであまりなかった外国の人と話す経験ができたので、これからは困っている外国の人を見かけたら自然に声をかけられるようになりたいです。町の中でも、年代や国籍に関係なく一緒に楽しめる交流の場が増えたらいいと思います。
○子ども会議
色々な年齢の人と話す中で、「自分の声にも意味がある」と思えました。
これからは、より多くの人が意見を言える場が増えると嬉しいです。町のことを“誰かが決める”のではなく、“一緒に考える”ことが当たり前になるように、もっと多くの人を巻き込んでいきたいです。
○富士登山
大自然の前で人は小さくて、思い通りにいかないことばかりでした。でも、その分「当たり前の暮らし」がどれだけ恵まれているかを実感しました。これからは、簡単に諦めず、苦しい時こそ一歩ずつ進める自分でいたいです。
○広島派遣
資料館で見たこと、被爆者から聞いたことは、教科書だけでは“本当に知った”とは言えない重さがありました。知ったからには、自分の言葉で伝える責任があると思いました。身近な友達や家族、そして次の世代に、平和の尊さや核の恐ろしさを語り継いでいきたいです。遠くの出来事にせず、「自分ごと」として考える輪を広げたいです。
町長:ありがとうございます。皆さんの言葉からは、体験を“思い出”で終わらせず、次の行動に変えようとしている姿勢が伝わってきますね。
災害に備え、地域を支えようとする姿勢、言葉や文化の違いを越えて人と向き合う勇気、自然や歴史の前で感じた畏敬の念、そして知った事実を次へと伝えようとする責任感。こうした一つひとつの経験が、皆さんを大きく成長させています。世界を広く見渡し、多様な価値観を理解しながら、より良い未来のために考え、行動する力は、これからの社会に欠かせません。
三芳町はこれからも、皆さんが世界とつながり、平和と持続可能な社会をともに築いていく担い手として歩んでいけるよう、その挑戦を全力で応援していきます。
―特集・終―
