くらし [特集(1)]更なる安全・安心を目指して 交通死亡事故ゼロ継続日数 6000日達成!

鳩山町では、平成21年2月2日に町内で交通死亡事故が発生して以来、交通死亡事故ゼロ(※)の状況が続いていましたが、令和7年7月8日をもって、交通死亡事故ゼロ記録6000日を達成しました。
この記録は県内の自治体で第1位の記録であり、「安全・安心なまち」を象徴する、偉業の一つとなりました。

■町内に根付いた交通安全の意識
今回の記録達成に繋がった一つの要因として、これまで多くの方々と共に地道に続けてきた啓発活動があげられます。
7月4日(金)・7日(月)には、町内の主要な交差点2か所(石坂、熊井地区)で、西入間警察署、西入間交通安全協会、西入間交通安全協会鳩山支部、鳩山町町議会議員、他関係団体の皆さまにより、町ぐるみの交通安全啓発活動を実施しました。
このような活動の輪が地域や学校、家族の中に広がったことで、交通安全の意識が、町民一人ひとりに根付き、今日に繋がることとなりました。

■交通死亡事故撲滅を目指して
町では、「安全・安心」なまちづくりを交通安全施策の面からも考えており、今後も、交通死亡事故ゼロ継続を続けていくために、交通安全普及啓発活動に取り組んでいきます。
※交通死亡事故とは、交通事故によって、発生から24時間以内に亡くなった場合を言います。

■Interview
●西入間 交通安全協会鳩山支部 吉澤恒彦(よしざわつねひこ)支部長
▽長年の交通安全活動
当初は地区からの推薦で交通安全協会に加入しました。活動を続けていくうちに交通安全の重要性を知り、安全安心な鳩山町に協力する住民を一人でも多くしていくためにボランティア活動を続け、今年で29年になりました。
普段の活動としては春夏秋冬年末等の交通安全週間の交差点での活動や町内における行事の交通指導を行っています。また、西入間警察署内にある西入間交通安全協会の役員として交通安全に対する啓発活動の実施方法等について議論しています。

▽交通死亡事故ゼロ6000日を達成して
交通死亡事故ゼロ目標3000日から始まり、4000日、5000日、6000日を達成して感動しました。正直やっとここまで来たという感想であり、長いようで短かったと思います。
また、この記録は歴代の鳩山支部長や理事による活動の功績が大きいとも思います。しかし、交通事故は少なからず発生しており、小さいと思われる事故も根絶に向けて啓発活動を継続していきたいです。

▽交通死亡事故ゼロ7000日に向けて
7000日を達成するには2年と9か月が必要です。住民の皆さんの協力が必要になります。今以上の交通安全に対する交通マナー、交通ルールの浸透が必要です。
交通死亡事故ゼロ6000日は一つの節目であり、町内から1件でも交通事故が無くなるように啓発していきたいです。

●西入間警察署
鳩山駐在所 白井さん(写真左)
鳩山東駐在所 高桑さん(写真右)

▽普段の交通安全活動
高桑さん:交通の安全と円滑を維持するために、パトロールや交通取り締まり、小中学生に向けての啓発活動を行っています。
白井さん:事故が起こりやすい場所の警邏(けいら)活動や朝の登下校の見守りを行っています。

▽交通死亡事故ゼロ6000日達成!
高桑さん:これほどの規模の町で交通死亡事故ゼロの記録が6000日も続くのはすごいことだと思います。地域を見守る警察官としても、嬉しいかぎりです。
白井さん:県内で一番の記録ということで、6000日に限らず、7000日、8000日と記録が更新できるような警邏(けいら)活動を行い、安全安心なまちづくりに貢献していきたいと思います。

▽交通安全のために気を付けてほしいこと
高桑さん:横断歩道のハンドサインをして、渡る意思を運転者に伝え、渡ることを明確にして安全に渡ってください。
白井さん:夏休みに入ると日中もこどもたちが外に遊びに行きます。こどもの飛び出し等により一層注意して、「かもしれない運転」を運転者は心がけてほしいです。

▽町民の皆さんへメッセージ
高桑さん:住民のみなさんが温かいので、それに応えられるように我々も全力を尽くしたいです。
白井さん:町民の方には温かく迎え入れてもらって、ありがたいです。これからも鳩山町のために頑張りたいです。

問合せ:役場地域創生環境課
【電話】296-5894