- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県鳩山町
- 広報紙名 : 広報はとやま 令和7年9月号
認知症に関する不安や気になることがあれば、一人で悩まずにご相談ください。
下記のイベントや相談窓口の他にも様々な支援がありますので町ホームページをご覧いただくか、町地域包括支援センターにお問い合わせください。
●町社会福祉協議会 総合相談支援窓口
福祉の総合的な相談窓口として、さまざまな相談を受け付けています。「どんな制度を利用したらよいかわからない」「どこに相談したらよいかわからない」ときなど、ご連絡ください。町社会福祉協議会にて相談を受け付けています。
問合せ:【電話】298-5772
●10/18(土) かいごフェア
介護に関係する体験、試食、相談、講演会などすべて無料で行えます。ぜひご参加ください。(講演会は事前申込。それ以外は出入自由)
時間:午前10時~午後3時
講演:10月1日(水)から事前申込受付を開始します。(各公演先着30人)
・介護食について(麻見江ホスピタル)午前10時15分~
・おなか元気教室(埼玉西ヤクルト販売(株))午後1時30分~
場所:地域包括ケアセンター地域の交流スペース
主催:鳩山町、介護フェア企画会
問合せ:町地域包括支援センター
【電話】296-7700
●認知症ケア相談室
在宅で認知症の介護をされている家族介護者等に対して、認知症の介護技術や方法についての相談に応じます。
介護者における認知症の介護技術や方法に関する悩みもさまざまです。
特別養護老人ホームの現場で数多くの認知症の方に対応している「認知症ケア相談員(介護福祉士)」にお気軽にご相談ください。鳩山松寿園東館にて相談を受け付けています。
問合せ:【電話】296-7677
●認知症サポーター養成講座
認知症についての基礎を学び、正しく理解することで、地域で支えるきっかけを作ります。
認知症サポーターは、特別な活動ではなく、認知症の人やその家族の「応援者」です。これまでに、小学校や短期大学の学生、ボランティア団体、介護施設などで養成講座を行ってきました。こどもから大人までどなたでもご参加いただけます。
講座をご希望される場合は、町地域包括支援センターにお申し込みください。
問合せ:町地域包括支援センター
【電話】296-7700
●「鳩山町認知症ケアパス」を配布しています
認知症を発症したときから、日常生活を行う上でさまざまな支障がおこります。認知症は、必ずしもみなさんが同じように進行するわけでもなく、同じような症状がでるわけではありません。
町では、認知症についての見通しが必要になったとき、情報収集のための参考冊子として認知症ケアパスを作成し配布しています。
認知症ケアパスとは、認知症の進行とともに変化していく状態に見合った医療や介護などの支援を受けられるように準備しておくためのツールです。
認知症ケアパスは、町地域包括支援センターで配布している他、ホームページで掲載しています。
問合せ:町地域包括支援センター
【電話】296-7700
●認知症は誰でもなりうるもの
認知症は年齢、性別関係無くなる身近なものです。家族だけで抱え込まないで、いろいろな人を頼ってほしいと思います。家のことを話すのは抵抗があるかもしれませんが、一歩踏み出して相談に来てほしいです。
また、認知症だからと言ってなにもかも忘れるわけではなく、感情も記憶もあります。批判的な言葉を言わないことを心がけて欲しいです。少し忘れっぽい、ちょっと怒りやすいなどその人の特徴が増えただけです。その特徴をみんなで知って支え合っていくことが大切です。
●ご本人もご家族も支える
ご家族やお知り合いが認知症かもと思ったら、早い段階で行政にも相談してください。ご家族にも頼れる人がいることを多くの人に知ってほしいです。
認知症の方ご本人もご家族も地域みんなで支え合いましょう。認知症の方も楽しく明るく生きられる鳩山町を作りたいと思っています。認知症への理解を深めるための認知症サポーター養成講座への参加など、皆さんには様々な活動にご協力をお願いします。
●町で行っている取り組み
認知症初期集中支援推進事業をはじめ、認知症地域支援推進員等の設置、認知症サポーター養成講座など認知症の方やそのご家族に向けた取り組みを行っています。
その中でも特に力をいれているのが、手作業の会です。閉じこもり気味になっている高齢者の方に対して、手作業(作業療法)を通した交流の機会と外出の機会を作っています。主にボランティアの方が中心となり、自由に活動を行っています。
●認知症サポーター養成講座
認知症を正しく理解し、日常生活の中で認知症の方やその家族を温かく見守り、手助けする応援者となるための講座です。町内の福祉施設の方などにキャラバンメイトの資格を取っていただき、講座を行っていただきます。町内には現在7人のキャラバンメイトの方がいて、昨年度はこの講座を受講し、198人の方が認知症サポーターになりました。
また、鳩山町では、様々な方が認知症について学び、認知症の方やそのご家族を支える認知症サポーターになっています。
■鳩山町地域包括支援センター
認知症のご本人やその家族を支援するための総合相談の窓口です。
認知症に関する相談や、認知症の心配があっても医療や介護サービスの利用ができず困っているなど、専門職がさまざまな相談・支援対応を行っています。
▽町地域包括支援センター 田中 諭子(たなかさとこ)さん
町の認知症初期集中支援チームで、初期段階での早期発見・早期治療を行えるよう支援。認知症サポーター養成講座のキャラバンメイトも務め、相談・支援を行う。
問合せ:【電話】296-7700