- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県小鹿野町
- 広報紙名 : 広報おがの 令和8年1月号
町内には、優れた技術やノウハウを持った会社が多く存在します。事業所の持つ技術や魅力を町長自らが訪問して、目で見て、お話を伺い、住民に情報発信する「事業所訪問」を連載します。
■町長の見て・聞いて・話して
第33回の事業所訪問は、11月12日に下小鹿野の大和電器株式会社秩父工場を訪問し、秩父工場長兼SCM統括取締役の牧原孝典様にお話を伺いました。
大和電器株式会社は昭和22年(1947年)に東京都品川区で電気機器部品等の製造を主体とし設立され、まもなく80周年を迎えられます。現在は、家庭用のテーブルタップや工事用電源タップ、各種コンセント類といった配線器具の設計・製造を行っているメーカーです。また、半導体製造装置向けのワイヤーハーネスのケーブル加工も手掛けております。
東京都品川区に本社があり、国内に秩父工場(小鹿野町)・宇都宮工場の2拠点、海外には、中国、タイ、ベトナムの3拠点で展開されています。
秩父工場の当初は、昭和44年(1969年)に小鹿野市街地で創業、平成9年(1997年)に下小鹿野に移転され現在に至ります。
◇製品に自信あり!
秩父工場は、「品質」と「供給体制」に自信があります。秩父工場の役割としては、半導体検査装置製造大手の「アドバンテスト」様のご指導のもと、昭和56年(1981年)からワイヤーハーネス加工を開始し、製品の品質管理を高めると共に、柔軟な供給を可能にするため「年間不良ゼロ」を目標に掲げ、多品種・少量・短納期に対応できる生産体制を整えております。
特に注力している「生成AI関連の半導体製造装置向けワイヤーハーネス」は、非常に極数が多く、加工難度も高い製品であり、装置完成後の試運転時に誤配線や接続不良が発生すると大掛かりな調査や組立てのやり直し期間が発生します。従って「絶対に間違いを許されない品質水準」を維持するため、「パートを含めた全従業員が職人レベルの技能」を習得する指導体制を整え、安定した高品質の実現に取り組んでいます。
秩父工場では、地元高校からの新卒採用を積極的に行っており、新人教育は1on1形式で対話を重ね3年間は、「丁寧に寄り添う教育」を大切にしているそうです。福利厚生においても従業員が参加しやすい懇親行事を計画し、ミュージカル観劇や東京湾クルーズ船、球技大会など垣根を越えたコミュニケーションを深めているそうです。
大和電器グループにおいて秩父工場は、半導体や生成AIといった「さらなる成長分野」にも深く関わる拠点であり、非常に重要な工場とのことです。
今回ご案内していただいた牧原工場長は、今後の展望として、年々短縮される市場の要求納期に応えるため、DXの推進は必須であり、事務処理については生成AIの活用により必要な情報を即座に引き出せる仕組みを構築し、お客様や現場を待たせない業務の流れを実現したいと力強く語ってくださいました。
大和電器株式会社秩父工場
事業所概要
代表者:秩父工場長兼大和電器SCM統括取締役 牧原孝典
従業員数:41人(秩父工場)
所在地:
・本社…東京都品川区小山3-2-14
・秩父工場…小鹿野町下小鹿野883
電話:【電話】0494-75-1171
