- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県小鹿野町
- 広報紙名 : 広報おがの 令和7年5月号
■「木魂神社の舞台」が埼玉県指定有形民俗文化財に指定されました。
下小鹿野津谷木に所在する木魂神社では、毎年5月3日の例大際に地元の人びとにより歌舞伎が上演されています。
現在の上演舞台は、昭和25年に老朽化した神楽殿を建替えたもので、両神薄の御霊神社の舞台を参考にするなど、秩父地域のそれまでの舞台の集大成といえます。瓦葺の寄棟造りで、歌舞伎を上演できるように花道、常設の桟敷、二重舞台を備えています。山の山頂部に立地し、高低差を利用した観客席や舞台、楽屋が配置されています。
この舞台が、3月14日付けで「木魂神社の舞台」として埼玉県指定有形民俗文化財に指定されました。今回の指定により、上演を行う「舞台」と地元歌舞伎団体である小鹿野歌舞伎保存会津谷木部会という「芸能」と双方が、埼玉県にとって重要なものと評価されました。
小鹿野町に所在する文化財が県指定になるのは、平成28年3月15日に指定された「出浦家文書」(古文書)以来です。
今年の5月3日(土・祝)もこの舞台で、9時から般若日本武神社に伝わる十六神楽、14時30分から地元津谷木歌舞伎による「一谷嫩軍記熊谷陣屋之場」が上演されます。ぜひ足をお運びください。
問合せ:生涯学習課
【電話】75-0063