- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県松伏町
- 広報紙名 : 広報まつぶし 令和7年5月号
■気持ちが大事
ある朝、椅子に座り後ろにスライドさせたところ「バリッ」と音がした。何かを壊したかと思い見てみると、そこに置いてあった靴ベラが破損していた。何だか不吉だと思ったが、考えをすぐに切り替えて、靴ベラが私に起きる何かを代償してくれたのだと思うことにした。
自分自身に数多(あまた)に起こることは、プラスとマイナスの2つの捉え方が存在する。どちらに捉えるかで、気持ちは変わってくる。子どもを連れてドライブに出かけ踏切で止まってしまった時、「今日はアンラッキー」と思うか、子どもに電車を見せてあげられて「今日はラッキー」と思うのか。
出かけた際、帰路が2つあり、1つのルートは近道であるが渋滞がある。もう1つは遠回りであるが渋滞はない。どちらが早く帰れるのか、同時に2つを通ることはできない。そういう時は、どちらを選んでも無事に帰れれば良しと思うことにする。
ある戯作者が「世の中には幸も不幸もない。ただ考え方でどうにでもなるのだ」と言っているように、考え方次第なのである。アンラッキーであってもそれを経験できたことに感謝しよう。