くらし 梅雨・台風シーズンが来る前に!3ステップで風水害に備えよう

大雨や台風により発生する土砂災害や洪水などの風水害。被害を最小限に抑えるためには、事前の備えと正しい情報を集めることが重要です。
梅雨、台風シーズンが来る前に、できる備えをしておきましょう。

■ステップ1 日頃から備える!
◆備蓄品を用意しよう
災害発生時は、電気・水道などのライフラインや、物流が止まることがあります。最低でも3日分、できれば1週間分の備蓄品を用意しましょう。

◇備蓄品の例
・食料品(水、カップ麺、レトルト食品、菓子など)
・生活用品(カセットコンロ、携帯トイレ、懐中電灯、ごみ袋など)
・ご家庭の状況に合わせて必要なもの(常備薬、生理用品、粉ミルク、おむつなど)

◆リスクのある場所を確認しよう
「ちば情報マップ」や市町村が作成している「ハザードマップ」では、土砂災害や浸水が想定される区域などを地図から調べたり、避難場所を確認することができます。
自分の住んでいる地域にどのような災害リスクがあるか確認しておきましょう。

◆連絡手段を確認しよう
日中に災害が発生した場合、家族と一緒にいるとは限りません。また、災害発生時は携帯電話がつながりにくくなることがあります。
家族や大切な人と、事前に連絡手段を話し合っておきましょう。

◇連絡手段の例
・災害用伝言サービスを活用する
・公衆電話を活用する
・SNSを活用する

◆無理なく備えるローリングストック
普段の食料品や生活用品を多めに買い置きして、古いものから順に使い、使った分を補充していく備蓄方法です。比較的無理なく、長期の備蓄ができます。

◆マイ・タイムラインを作ってみよう
災害時や災害の発生リスクが高まっているときに、自分や家族が「いつ」「何をするのか」などの防災行動をまとめた自分だけの「マイ・タイムライン」を作ってみましょう。
「マイ・タイムライン」の作成マニュアルや記入シートなど詳しくは、防災啓発サイト「じぶん防災」をご覧ください。

■ステップ2 直前に備える!
◆防災・気象情報を確認しよう
テレビやインターネットで最新の気象情報を見たり、避難情報を確認するなど「必要な正しい」情報を集めましょう。市町村から出される情報と併せて以下のサイトもご活用ください。

◇千葉県防災ポータルサイト
避難情報や避難所開設情報、気象情報(警報・注意報など)を掲載しています。

◇千葉県防災X
(@chibaken_saigai)
災害・危機に関する緊急情報や、県からのお知らせを発信しています。

◇川の水位情報
(水位計、河川監視カメラ)
河川の状況を水位情報とともにリアルタイム映像で確認できます。

◆非常用持出品を確認しよう
避難するときにまず持ち出すものは、リュックに入れて玄関に置いておくなど、すぐに持ち出せるようにしておきましょう。

◇非常用持出品の例
・貴重品(現金、印鑑、マイナンバーカード、免許証など)
・避難用品(ヘルメット、懐中電灯、雨具など)
・生活用品(毛布、常備薬、食料、マスクなど)

◆家のまわりを確認しよう
・窓や雨戸・シャッターは鍵をかけ、養生テープなどを窓ガラスに貼って補強する。カーテンを閉め、ガラスの飛散を防ぐ。
・スマートフォンやパソコン、モバイルバッテリーなどの充電を満タンにする。
・屋外にある飛ばされそうなもの(植木鉢、物干し台、自転車など)は屋内に片づける。
・側溝や排水溝、雨どいを掃除して、水はけをよくする。
・自動車のガソリンを満タンにする。

■ステップ3 早めに避難!
◇警戒レベル4で全員避難!
水害や土砂災害の発生の恐れがあるときは、5段階の「警戒レベル」が発令され、テレビやラジオ、防災行政無線からお知らせします。「警戒レベル5」では、安全な避難ができません。「警戒レベル4」の「避難指示」で危険な場所から全員避難し、避難に時間がかかる方は「警戒レベル3」の「高齢者等避難」で行動しましょう。

警戒レベルとは別に、大雨警報や土砂災害警戒情報などの防災気象情報も発表されます。特に、土砂災害警戒情報は「警戒レベル4」に相当します。
避難の目安として併せて確認しておきましょう。


内閣府「避難情報のポイント」から抜粋

問合せ:県危機管理政策課
【電話】043-223-3405【FAX】043-222-5208