くらし 千葉のコレ知ってる?

■131 海を守り、地域を照らす 野島埼(のじまさき)灯台

◇再点灯から100年
皆さんは11月1日が何の日かご存じですか?江戸末期から明治にかけて行われた洋式灯台の建設に着手した日にちなんだ「灯台記念日」です。海運と貿易の発展のために日本で最初に造られた洋式灯台は全国各地に8つ。このうちの一つが房総半島の最南端に立つ野島埼灯台で、1869(明治2)年にフランス人技師の設計により建設されました。1923(大正12)年に関東大震災で倒壊しましたが、その2年後の1925(大正14)年に再建・再点灯してから今年で100年目を迎えました。白く美しい八角形のその姿は「白鳥の灯台」とも呼ばれ、国の登録有形文化財に登録されています。

◇灯台にのぼってみよう!
全国に灯台は3,000基以上ありますが、“のぼれる灯台”はたった16基。野島埼灯台はそのうちの貴重な1基です。その高さは29メートル。のぼりきったあとに見ることができる大パノラマは圧巻です。また、併設されている灯台資料展示室「きらりん館」では、灯台の歴史や写真、強い光を出すために使われる大型フレネルレンズなど、さまざまな貴重な展示を見ることもできます。
現在、再点灯100周年を記念して、野島埼灯台や県内のもう一つの“のぼれる灯台”犬吠埼(いぬぼうさき)灯台(銚子市)など関東近郊の灯台を巡るデジタルスタンプラリーを開催中です。
ぜひ灯台を巡って、それぞれの歴史に触れてみませんか?

問合せ:(一社)南房総市観光協会
【電話】0470-28-5307