- 発行日 :
- 自治体名 : 千葉県千葉市
- 広報紙名 : ちば市政だより 令和8年2月号
■十四、未来へ残したい千葉市の豊かな食
千葉開府900年を記念し、2月28日(土曜日)に開催される「千葉市いちごマラソン」では、若葉区・緑区を中心にさかんに栽培が行われているイチゴを存分に楽しみながら走ることができます。
三方を海に囲まれた房総半島の中央部に位置し温暖な気候に恵まれた千葉市は、古くから多彩で新鮮な「食」に恵まれてきました。これまでどのようなものが親しまれてきたのか、振り返ってみましょう。
千葉のまちでは、何千年も前から人々が自然の恵みとともに暮らしてきました。日本最大級の加曽利貝塚からはイボキサゴやハマグリの貝類のほか、魚やシカ、イノシシの骨などが出土しており、当時の人々はさまざまなものを食していたことがわかっています。
花見川区幕張では、江戸時代に青木昆陽(あおきこんよう)が甘藷(かんしょ)(サツマイモ)の栽培を広め、飢饉(ききん)の際には、この地域で餓死者が出なかったと伝えられています。江戸時代末にはサツマイモを原料としたデンプンづくりも始まり、そのデンプンから水あめやアルコールも製造されるなど、地域の人々の暮らしを支える大きな役割を果たしました。
土気からし菜〔上記〕は、緑区土気地区で300年以上受け継がれてきた野菜で、農家が代々種を守り、今も栽培を続けています。毎年1月から3月の時期しか食べられませんので、この機会に自慢の辛さをぜひ味わってみてください。
このように、海・大地・気候に育まれた千葉の「食」は、今も私たちの暮らしを支えています。開府900年を迎える今、この豊かな食文化を未来へつなぎ、次の世代にも誇れる本市の魅力として残していきたいものです。
