- 発行日 :
- 自治体名 : 千葉県千葉市
- 広報紙名 : ちば市政だより 令和7年6月号
今年の大河ドラマの主人公でもあり、江戸の浮世絵を語るうえで欠かせない存在となった蔦屋重三郎(つたやじゅうざぶろう)(1750-1801)。老舗の版元(はんもと)がひしめくなか、蔦屋は新興の版元として出版界に彗星のごとく現れました。斬新な作品を次々に世に出すことで喜多川歌麿を人気絵師として育て上げ、東洲斎写楽(とうしゅうさいしゃらく)を発掘したことはまさに偉業といえるでしょう。
千葉市美術館の開館30周年を記念する本展では、蔦屋の仕事に焦点をあてながら、浮世絵の始祖で房州出身の菱川師宣(ひしかわもろのぶ)にはじまり、多色摺(たしょくずり)の錦絵を創始した鈴木春信、歌麿、写楽が活躍した「浮世絵の黄金期」、葛飾北斎、歌川広重にいたるまでの浮世絵の歴史をたどります。
千葉市美術館の珠玉の浮世絵コレクションを中心に、美人画や役者絵の名品の数々をご堪能ください。
会期:5月30日(金曜日)から7月21日(祝)10時から18時(金曜日・土曜日は20時まで)月曜日休室(7月21日を除く)
会場:市美術館7階・8階企画展示室
料金:一般1,500円、大学生1,000円、高校生以下無料
◇同時開催
日本美術とあゆむ―若冲(じゃくちゅう)、蕭白(しょうはく)から新版画まで
問い合わせ:市美術館
【電話】221-2311【FAX】221-2316
第1月曜日(祝日・休日の場合は翌日)休館