- 発行日 :
- 自治体名 : 千葉県千葉市
- 広報紙名 : ちば市政だより 令和7年7月号
千葉市が戦時中、空襲で大きな被害を受けたことを知っていますか?
1945年(昭和20年)6月10日と7月7日、2度にわたる大空襲を受け、多くの方が犠牲となりました。戦争の悲惨さと復興への努力の記憶は、決してなくしてはならないものであり、永く後世に語り継いでいかなければなりません。平和の大切さについて改めて考えてみましょう。
■千葉市デジタル平和資料館 6月10日開設
時間や場所を問わず、千葉空襲に関する資料などをいつでも見られるデジタル平和資料館を開設しました。
◇デジタル平和資料館で見られるもの
・空襲体験者の体験談動画
・空襲で焼けた日用品や当時の衣類などの戦災資料のオブジェクトVR(360度横回転画像)
・市内に残る戦跡の解説動画
・千葉空襲写真パネル展のパネル写真
・子どもたちが千葉空襲などについて学べるコンテンツ
・東京デザインテクノロジーセンター専門学校の学生が制作した平和啓発ショートムービー など
本紙掲載の二次元コードからぜひご覧ください。
◆千葉空襲写真パネル展
千葉空襲の被害状況のほか、戦前・戦後の市民生活、戦災復興の様子や広島・長崎の被爆などに関する写真パネルを展示します。
◇千葉空襲にまつわる戦災資料の寄贈・寄託のお願い
戦争の記憶を後世へ伝えるため、戦災資料などを収集しています。特に千葉空襲(1945年(昭和20年)6月10日と7月7日(七夕空襲))の被害を伝える品々(被害を受けた日用品、被災後の写真・イラストなど)をお持ちの方で、市へ寄贈・寄託していただける場合は、市民総務課へご連絡ください。寄贈・寄託していただいた戦災資料などの一部は、区役所などにおいて常設展示しているほか、毎年実施している千葉空襲写真パネル展での展示や、千葉市デジタル平和資料館に掲載します。
◆平和アニメ上映・戦災体験講話会
平和に関するアニメ映画「チョッちゃん物語」の上映と戦災体験者によるお話の会を開催します。
日時:7月13日(日曜日)9時45分から12時10分
(開場は9時30分から)
会場:生涯学習センター地下1階小ホール
定員:先着50人
申込方法:7月8日(火曜日)17時までに、Eメールで必要事項のほか、参加人数を明記して、市役所コールセンター【E-mail】[email protected]へ。電話、FAXも可。
問い合わせ:市役所コールセンター
【電話】245-4894【FAX】248-4894
●戦時中の千葉市
本市には、陸軍歩兵学校、気球連隊など多くの陸軍施設が中央区(椿森、弁天)や稲毛区(作草部、天台、穴川、小仲台、園生)の台地に集積していました。
●千葉空襲
6月10日の空襲では、日立航空機千葉工場(現在の中央区川崎町)などが被害を受け、死傷者391人、被災戸数415戸、被災面積26ヘクタールに及びました。
7月7日の空襲(七夕空襲)では、中心市街地の大部分が焼き尽くされ、死傷者1,204人、被災戸数8,489戸、被災面積205ヘクタールに及びました。
2度の空襲で、中心市街地の約7割が焼け野原になり、被災者が4万人以上も出ました。
問い合わせ:市民総務課
【電話】245-5156【FAX】245-5155